高木俊郎 の検索結果

【提言】〜【中小製造業IoTの1丁目1番地】 情報の5S化〜【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(23)

    UKブレグジットや米大統領選挙など大番狂わせの結果から、世界的にグローバル経済の行き詰まりが顕在化してきた。グローバル大企業は進路変更を余儀なくされ、中小製造業にも大きな変化が起きてくるであろう。そのため変化への対応が早急に必要である。 この手段として、第4次産業革命イノベーションの重要性を多くの経営者が認識しており、世間での話題も非常に活発になってきたが、思いのほか、中小製造業経営者には『雲の上の話』として映っているようである。『雲の上の話』と映る原因は何か? を探求し、デジタル化・IoTの1丁目1番地というべき『情報の5S化』の重要性にスポットライトを当ててみた…


【提言】〜【インド・タイ海外交流視察を終えて】 『IoT』と『茹でガエル』〜【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(22)

日本の中小製造業は、グローバル化による大手系列崩壊と第4次産業革命の進行により、歴史的なパラダイムシフトの渦中にあると言っても過言ではない。経営者にとっては、このパラダイムシフトの波に乗り、新たなビジネス環境への対応が求められるが、続々と誕生する新技術や、ビジネス環境の変化を正確に把握し、正しい経営判断を導き出すことは容易ではない。ちょっと油断すれば『茹でガエル』の危険がはらんでいる。 『茹でガエル』とは、ビジネス環境変化に対応することの重要性、困難性を指摘するために用いられる警句の一つであるが、残念ながら中小製造業の一部にこの兆候が見受けられる。第4次産業革命の本丸とも言える『IoT』による…


【提言】バブル崩壊とグローバル化後遺症-『若者パワー』と『国際化』-【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(21)

最近のメディア報道は、きな臭い話が多い。事実、世界では不気味な事件が多発しており、地球規模の経済危機も予想され、世界中の人々が不安を抱いている。 日本国内でも、日銀の政策失敗やアベノミクス失敗の声が満ち溢れ、メディアは政府の巨額借金問題や人口減少問題などを題材に、『日本亡国論』を論じており、国民の不安は募るばかりである。その中味は、『大変だ!ヤバイぞ!』に終始し、出口の見えない報道が大半である。アベノミクスも重要ではあるが、日銀の金融政策などが、本質的な根本的解決になるはずがない。『ものづくり大国、日本』の権威回復こそが、日本の戦略である。日本が世界に誇る『ものづくり遺伝子』を再び目覚めさせ、…


【提言】-デザイン力が、第4次産業革命の主役である-【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(20)

デザインが時代を変え、時代がデザインを変える 第4次産業革命やインダストリー4.0の話題が盛んであるが、『デザイン』の重要性について語られることは少ない。デザインとは本来『設計』のことであるが、ここでは、工業製品の意匠デザインを中心に製造業にとっての『デザイン力』の重要性について触れてみたい。 日本は、自他共に認める『製造大国』であるが、『デザイン大国』とは言い難い。欧州を旅して、『建築デザイン』や『都市デザイン』の美しさに心を奪われるのは、私だけではないはずである。車や電子機器・キッチン用品などの工業製品に限らず、衣服や印刷物など日常生活の必需品ですら、欧米には魅惑的なデザインがあふれている…


【遠き昔の『日英同盟』の再来】-ブレグジット【英国のEU離脱】から学ぶこと-アルファTKG 【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて (19)

英国の国民投票の結果で、BrexIt(ブレグジット)なる用語が世界に定着した。「ブレグジット」とは、“英国のEU離脱”を指し「BrItIsh(英国:イギリス)」と「ExIt(離脱)」の2つを組み合わせて造られた造語である。「離脱決定」直後には、『大惨事だ!』と大騒ぎになった日本の世論も、株や為替がショックから立ち直るのを見て、『所詮イギリスのことだから我々には大した影響はない』と、早くも忘れ去ろうとしているが、「ブレグジット」はそんな単純なことではない。「ブレグジット」は、過去のベルリンの壁崩壊や、リーマンショックなどに匹敵する大事件であり、世界のパラダイムシフトを告げる象徴的事件である。 「…


【人工知能】が中小企業を救う-メリット享受への準備と覚悟-【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(18)

世界最大の見本市であるドイツ・ハノーバーメッセ2016が、4月29日に5日間の会期を終え閉幕した。25日の開幕式にオバマ大統領とメルケル首相が演説し、『両国がIoT/インダストリー4.0で積極的に連携する』と衝撃的な表明を行った。競争関係であった「独・米」が協調路線に発展したことで、様子見を決め込んでいた「日本大手製造業」も対応を余儀なくされている。 両首脳の表明の背景には、日本製造業の価値観や常識を大きく覆す時代の変化が潜んでいる。日本の大手製造会社は、今日まで『村文化』を育んできた。自分の企業村や組織村を築き、競合会社に負けない技術開発を行い、新機能を自社商品に搭載し優位に立つことが、戦略…


モノづくり大国日本で花開く『人工知能』【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(17)

■熟練工は、人工知能の『育ての親』である 2016年になって一般社会で、人工知能(AI)が突然注目されはじめた。囲碁勝負で、人工知能のAlphaGoが人間を破った報道がキッカケとなり、世界中で人工知能が話題となっている。最近では、人工知能に言及する政治家も多く、日本政府主導の推進プロジェクトも始動している。 先月高松市で開幕した先進7カ国(G7)情報通信相会合の議長を務める高市早苗総務相は会合で、人工知能の開発原則を研究するよう提案した。人工知能がさまざまな分野で活用され、経済成長の牽引役としての期待が高まる半面で、人工知能の恐ろしさも指摘されており、開発暴走を制御したいとの思惑も絡んだ提案で…


インド洋時代の到来 情報収集力が原動力 前アマダ専務 高木俊郎の「異国インドにズームイン」

米調査会社ニールセンが発表した昨年10-12月期の世界の消費者景況感指数調査で、日本は調査対象国61カ国中の37位とさえない結果となった。ちなみに最下位は韓国である。 1位はインド、2位はフィリピン、3位はインドネシア、4位はタイとアジア勢が上位を占めた。BRICsに代わり、今はインド洋や南シナ海の周辺国に注目が集まっている。 かつて19世紀に英国・欧州各国などによって製造業繁栄の「大西洋時代」が花開き、20世紀は米国・日本の「太平洋時代」に移行した。21世紀は「インド洋時代」が訪れようとしている。 インドとのビジネスを通し、肌感覚で感じるインドの強さは、国際的な「情報収集力」である。 高度な…


「人類最大級の革命“インダストリー4.0”」と「中小製造業での取り組み事例」 株式会社 アルファTKG社長 高木俊郎

実行するMINI Industry4.0(Most Intelligent & New Initiative Industry4.0) 【1】18世紀に人類が学んだ“工業化”の魔力 第1次産業革命がなかったら、大英帝国は世界の覇権を握れなかっただろう。産業革命により大英帝国は、資本主義と帝国主義を推し進め、インド・中国始め、北米・アフリカ・オセアニア・アジア諸国を次々と傘下に収め、覇権国となった。人類は初めて“工業化”の魔力を学んだのである。 【2】人類最大の工業化は、アメリカで起きた「第2次産業革命」であった 19世紀末、第1次世界大戦をキッカケに急速台頭したアメリカが、徹底的な工…


覇権国アメリカの弱体とグローバル化の終焉-【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(16)

■ローカル企業の『力強い活路と明るい未来』とは 2016年はクリティカルな年になりそうである。 中国ダメ、ドイツダメ、アメリカもヤバイ。中国での機械や装置の売上高激減が、中国景気後退の深刻さを如実に物語っている。優等生ドイツにも陰りが生じ、主力機械メーカでもドイツ国内の先行き見込みが悪化している模様である。米国は、なんとか好景気を維持しているものの、中小製造業の足元には暗雲が立ち込めている。また、政治的にも世界の警察官を放棄した米国は、ますます内向きとなり、覇権国としての力を失いつつある。 日本では、決算時期を迎えた大手製造業各社が、好決算を誇示する半面で、先行き不安は増大している。好決算は、…