インド洋時代の到来 情報収集力が原動力 前アマダ専務 高木俊郎の「異国インドにズームイン」

米調査会社ニールセンが発表した昨年10-12月期の世界の消費者景況感指数調査で、日本は調査対象国61カ国中の37位とさえない結果となった。ちなみに最下位は韓国である。

1位はインド、2位はフィリピン、3位はインドネシア、4位はタイとアジア勢が上位を占めた。BRICsに代わり、今はインド洋や南シナ海の周辺国に注目が集まっている。

かつて19世紀に英国・欧州各国などによって製造業繁栄の「大西洋時代」が花開き、20世紀は米国・日本の「太平洋時代」に移行した。21世紀は「インド洋時代」が訪れようとしている。

インドとのビジネスを通し、肌感覚で感じるインドの強さは、国際的な「情報収集力」である。

高度な英語力をベースに、急速に普及するスマホによって、世界からの情報を自由に得ることのできる環境が「インド洋時代」幕開けの原動力となっている。

日本語メディアからの(日本語だけの)偏った情報に頼っている日本人への警鐘でもある。

高木俊郎(たかぎ・としお)
株式会社アルファTKG社長。1953年長野市生まれ。
2014年3月まで株式会社アマダ専務取締役。電気通信大学時代からアジアを中心に海外を訪問して見聞を広め、77年にアマダ入社後も海外販売本部長や欧米の海外子会社の社長を務めながら、グローバルな観点から日本および世界の製造業を見てきた。

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