覇権国アメリカの弱体とグローバル化の終焉-【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(16)

2016年4月6日

■ローカル企業の『力強い活路と明るい未来』とは 2016年はクリティカルな年になりそうである。 中国ダメ、ドイツダメ、アメリカもヤバイ。中国での機械や装置の売上高激減が、中国景気後退の深刻さを如実に物語っている。優等生ドイツにも陰りが生じ、主力機械メーカでもドイツ国内の先行き見込みが悪化している模様である。米国は、なんとか好景気を維持しているものの、中小製造業の足元には暗雲が立ち込めている。また、政治的にも世界の警察官を放棄した米国は、ますます内向きとなり、覇権国としての力を失いつつある。 日本では、決算時期を迎えた大手製造業各社が、好決算を誇示する半面で、先行き不安は増大している。好決算は、…