世界を渡り歩くと、真のグローバル人材（日本人）に出会うことがある。世界を股にかけ国際社会で活躍するグローバル人材に共通する能力は、欧米のものまねや流暢な英語力ではない。彼らは、歴史／文化／宗教／言語が全く異なる世界の人々のなかで、相手を尊重し、自分も認められ、ビジネスを切り拓く強力なパワーを持っている。
このパワーの源を探求すると、『日本人としてのアイデンティティー』に到達する。日本国内でのビジネス活動では『自分が日本人であること』を意識する必要はない。しかし、一歩海外に飛び出すと、『自分が日本人であること』を踏まえたビジネス活動が必須条件であることに気がつく。好む好まざるとにかかわらず、日本人は日本人である。『自分が何者か！』の認識なくして世界で生きていくことは出来ない。
真のグローバル人材とは、日本人として世界の人々と接し、世界の人々に認められる能力を習得した人である。彼らの共通点は、日本の歴史／文化を学び、先人に感謝し、日本人としての遺伝子を強く認識していることにある。日本人としてのアイデンティティーと誇りを持って、国際社会で活躍する『真のグローバル人材』が、日本人の（素晴らしい）ブランドを世界に広めている事実を忘れてはならない。
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