- 2013年1月9日
混沌時代の販売情報力 黒川想介 成長期を支えた“三新運動”
景気の減速傾向が続いている中国は、ルイス転換点を迎えているのではなかろうかと言う経済学者も出てきた。ルイス転換点とは農村が抱えている余剰の労働者がいなくなって、都市への労働者の流入が極端に減っていく時点のことである。中国の高度成長が20年以上も続いて […]
景気の減速傾向が続いている中国は、ルイス転換点を迎えているのではなかろうかと言う経済学者も出てきた。ルイス転換点とは農村が抱えている余剰の労働者がいなくなって、都市への労働者の流入が極端に減っていく時点のことである。中国の高度成長が20年以上も続いて […]
電気部品やコンポメーカーの商品カタログは、どのメーカーのカタログも分厚くて重い。それほどに商品の機種が多いということだろう。商品の種類の割に機種が多いのには驚く。競争に勝つために機能向上を目指した製品メーカーは製品設計や製造のやり方で努力を重ねてきた […]
物事を行う時に、「基本に忠実に」「基本動作の徹底」「迷ったら基本に戻れ」などという言葉がよく使われる。基本という言葉を辞典で調べると「いくつかある中でいちばんもとになる大事なこと」とか、「判断、行動、方法などの寄りどころとなる大もと」などと書かれてい […]
老親が、少しずつ四季折々の風景に感動しなくなってきたのに気付いた。そのうちに、可愛がっていた犬の名前も思い出せずに苦労している様子が傍目にもわかるようになった。周りを見渡すと、年齢に関係なく、「老い」を感じさせる人がいる。 確かなことは忘れたが、ある […]
ひと昔前にお客様と言えば取引している会社を指し、お客様の数と言えば取引している会社の口座数であった。社会が成熟度を増すに従って複雑多岐化してくると、業界を取り巻く環境も入り組んできて単純に一方向から見るだけではとらえきれなくなっている。お客様と言って […]
年齢を重ねれば重ねるほど頑固になると言われている。新たに経験していくことが少なくなっていくから当然のことと言えるかもしれない。それまで経験したことの中で慣れ親しんだものに固執してしまうからだ。販売員の営業スタイルは一度、固まってしまうと容易に変わらな […]
情報を取るという行為は販売員にとって最も重要な仕事である。市場が全体的に拡大をしていた成長期とちがって、成熟期に入った市場では厳しい競争に晒さらされている。そのため情報と言えば競合商品発見情報か、顧客が手がけてる案件情報が情報なのである。販売会議の席 […]
司馬遼太郎著『坂の上の雲』が2009年から11年まで足掛け3年にわたってテレビドラマの特別番組で放映された。明治維新で活躍した元老達が明治という近代国家の枠組みをつくり、20代の若者達が明治という近代国家づくりに邁進していく風景は現代の日本人に郷愁を […]
情報の入手には二通りの方法がある。一つ目は単なる見聞きした情報である。二つ目は自分が知りたい事柄を質問して得た情報である。販売員が得意気に話すトピックスは、ほとんどが一つ目の情報である。意図して得る情報というよりは顧客が率先して話してくれた情報だとい […]
日本の総合商社は元気がいい。活発な資源開発などで、好調な決算を発表し新聞を賑わせている。1980年代には日本の商社が冬の時代と言われたり、商社無用論などの本が書店に並んでいたのとは様変わりである。80年代と言えば物づくり製造メーカーがオイルショックを […]
新しい顧客の開拓がむずかしい。顧客開拓で成果が出ない、と販売員の嘆く声が聞こえる。狙いをつけて訪問しても担当の人に会うことはできない。受付のような部署でことわられるケースが多い。どうやれば中に入って、担当の人に会わせてもらえるか分からない。ようやく会 […]
顧客ありきで営業活動しているルート営業の販売員は担当顧客に向かって、何か良い案件はありませんかと聞く。まだ取引のない見込み客と面会する時には、自社の特徴や扱い商品のアピールをしながら何か売れる物はないかと探りを入れる。 良い案件がないか、何か売れる物 […]
『一芸に秀でる者は百芸に通ず』という言葉がある。これは一つの分野で研究し鍛錬してその道を極めた人は、他の分野でも人並み以上に優れた活躍ができるものだという意味である。一つの分野を極めていく過程で多くの苦難を乗り越えて、多くの経験を積んでいくから、いろ […]
経済が発展するにつれて、産業分類の仕方が変わってきている。統計局では日本の産業の分類を大分類・中分類・小分類・細分類の4段階に分けている。大分類で農業・製造・小売・金融・情報通信・建設など20項目の業種に分け、さらにそれぞれの業種を中分類で99、小分 […]
国民的漫画であるサザエさんに三河屋さんのサブちゃんが、最近はたまーにであるが登場する。サブちゃんが頻繁に登場していたのはそれほど昔のことではない。酒・みそ・醤油などを扱っている三河屋さんのサブちゃんはスクーターに乗ってお得意様を回り、「こんにちは、今 […]
パクス・ロマーナとはローマによる平和を意味する。ローマ帝国の支配領域であるライン河の西とドナウ河の南から地中海世界にかけた領域に空前の平和と繁栄を築いた紀元1世紀からの200年間を指してパクス・ロマーナと言う。ローマが強大になった理由は、数々の書物に […]
IT技術の急速な発展によって、便利な情報社会になった。世界のコンピュータには膨大な情報量が格納されている。オープンになっている情報はインターネットで結ばれた情報網で簡単に入手できる。しかし世界中のオープンになっている情報がいかに膨大でも、販売員にとっ […]
最近、メンズ関係の店や売り場が増えてきたようではあるが、まだまだ売り場の面積は女性の物が圧倒している。風刺画でよく見る光景は女性の後から、前も見えないほどの買い物を持った男性が歩いている光景である。買い物と言えば古来から、どの国でも女性は買い物好きだ […]
営業職は経験がものを言う世界であることは間違いない。したがって販売員を評価する時に営業経験年数はひとつの目安となる。経験年数が長くなれば業界知識が増えて有利になる。これは他の職業にも同じことが言える。少し違う点は、営業は人間関係の濃いビジネスという点 […]
エレクトロニクス部品販売と基板アッセンブリを中心に営業展開をしているイーピーエース(埼玉県越谷市七左町3―171、TEL0489―88―2421、中村廣徳社長)は、恒例の「黒川想介事務所大久保善一先生と歓談する会」を、越谷市の砂場で17日開いた=写真 […]