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【提言】製造業のテレワーク 第4次産業革命の幕を開けたコロナ禍〜日本の製造業再起動に向けて(63)

突然に世界を襲ったコロナ禍は、感染者・医療従事者を窮地に陥れたばかりでなく、危機的な大不況を誘発し、世界中の大惨事となった。一刻も早い終息を願うばかりである。 コロナ禍は、人々の心に深い「不安と恐怖」を植え付け、この後遺症が癒やされるのは容易ではないが、半面でテレワークやオンライン会議の実践など、第4次産業革命を意識させる大きな進歩があったことも事実である。 『災い転じて福となす』こんな観点から、コロナ禍の数カ月を顧みたい。   『川を上れ、海を渡れ』という言葉がある。連綿と続く時間の流れをさかのぼり、歴史を学ぶこと。そして、海を越えて世界から自分を見つめよう。という名言である。私自…


【提言】「ドイツの凋落」崩れ落ちるグローバル主義 コロナ終息後の日本の中小製造業〜日本の製造業再起動に向けて(61)

誰も想像しなかった大惨事「コロナショック」が世界を激震させている。先の見えない状況に人々はおびえ、株は暴落し、実態経済も大惨事に陥っている。 皆さんは、最近はやっている『ロックダウン・パラドックス』という言葉をご存じだろうか? コロナ対策で、入国制限や都市封鎖が全世界で実施されているが、これをロックダウン(閉鎖)という。パラドックスとは「正しいが正しくない」といった意味である。「コロナ対策で閉鎖は正しい。経済崩壊を起こすので閉鎖は正しくない!」そんな意味あいで『ロックダウン・パラドックス』という言葉が使われている。 中国では、武漢ロックダウンが「功を奏している」と報道される一方で、欧米では急速…


【提言】MMT(現代貨幣理論)と日本経済 深刻なEU(欧州連合)のリセッション〜日本の製造業再起動に向けて(56)

賛否両論の議論を押し切って、消費税増税が実施されたが、軽減税率やポイント還元など、制度が複雑ですこぶる評判が悪い。 今年7月、MMT(現代貨幣理論)提唱者のステファニー・ケルトン ニューヨーク州立大学教授が来日し、 MMTに関する講演を行った。これをキッカケに、『消費税増税は間違っている』『国債発行残高は借金ではない』『国民は騙されている』との主張が飛び交い、大きな反響を読んでいる。 今日までテレビなどで盛んに語られた『日本は借金大国。消費税を上げないと借金で大変なことになる』といった、『消費税増税、必要論』の話を真っ向から否定する主張である。確かにテレビで『日本は借金で大変だ!』と言われても…


【提言】令和時代の製造業人手不足 最新兵器「RPA」の活用と生産性向上〜日本の製造業再起動に向けて(55)

日本の生産年齢人口が、急速に減少している。生産年齢人口とは、人口の総数から子供や老人を除いた15歳~64歳までの人口のことである。戦後の日本の生産年齢人口は増加を続け、1995年にピークの8700万人となったが、以降は減少を続け、現在までに1000万人以上が減ってしまった。10年後には7000万人を割り込むと予想されている。新聞やテレビでは、日本の人口減少による危機説が大きく報道されているが、日本が直面する課題は、人口減少より遥かに速いスピードで進む生産年齢人口の減少である。 人口減少による経済への懸念は、需要減少であるが、本当に深刻なのは、人手不足でモノが作れずサービスが提供できない供給危機…


【提言】令和時代の不況防衛対策「生産性向上の最新兵器【RPA】」〜日本の製造業再起動に向けて(54)

元号が変わり、誰しもが明るい未来に期待を寄せているが、消費税増税や米中貿易戦争もあり、決して予断を許さない経済予測が囁(ささや)かれ始めている。中小製造業の経営者も、肌感覚で多少の危険信号を感じているようである。昨年まで、好況感に満ちあふれていた精密板金業界でも、最近では先行き警戒心を覚える経営者が急増している。 7月31日~8月3日まで東京ビッグサイトで開催されたプレス・板金・フォーミング展(MF-TOKYO)は、過去最高の出展社数と来場者数でにぎわうはずであったが、予想に反し、前回より来場者数が減少した。景気のピークを超えた証拠かもしれない。消費税増税、オリンピック、米中貿易戦争、円高など…


【新社長インタビュー】リタール新岡卓代表取締役、世界の標準化プロセス 日本へ

盤用筐体の世界トップメーカーが進める盤製造の効率化 リタールは、盤用筐体の世界ナンバーワンメーカーで、ドイツのインダストリー4.0の中心的メンバーでもある。単に盤用筐体を販売するだけでなく、デジタル技術とプロセスの標準化を通じた盤製造の効率化、生産性向上を進めている。 2019年4月に日本法人の代表取締役に就任した新岡卓氏に、同社が進める盤製造プロセス変革と日本事業について話を聞いた。   –盤製造の生産性向上が叫ばれている 日本は30年前から労働人口の減少が予測できたが、本質的な対処が先延ばされてきた。2015年から60年の45年間で労働人口が3200万人減ると言われて…


【提言】景気減速に怯える日本製造業「英国EU離脱の影響とその本質とは?」〜日本の製造業再起動に向けて(49)

『景気判断、3年ぶりの下方修正』の政府発表に世論が揺れている。3月20日の政府月例経済報告で国内の景気判断は、『穏やかに景気回復している』との基調を維持しつつも『一部に弱さが見られる』とし、3年ぶりの下方修正を発表した。 この背景には、輸出企業の不振がある。中国向けの受注が衝撃的な突然の急落となり、この影響で電機メーカーを中心に軒並み業績予想を引き下げざるを得ない状況となっている。 今回の政府発表は、輸出製造業の苦境が反映された下方修正と言っても過言ではない。日本経済の内需に焦点を当てれば、所得や雇用環境の改善傾向は続いており、国内個人消費や設備投資も増加傾向にあり『日本経済は穏やかに回復して…


【提言】利他主義を忘れた大手製造業「賀詞交歓会からの警鐘」〜日本の製造業再起動に向けて(47)

毎年恒例の賀詞交歓会が、今年も例年通り全国各地で開かれた。製造業にとっては、極めて絶好調であった昨年に引き続き、本年も明るい賀詞交歓会のはずであるが、大手製造業の賀詞交歓会に参加した中小製造業の経営者からは、「賀詞交換会が形骸化している」といった声が多く聞かれる。 「昔は、大企業トップの年頭の辞には迫力があった」「最近の大手企業経営者の話はピンとこないし、心にも響かない」といった声や、「米中摩擦影響を予測する経済評論家のような話ばかりだ」「企業の戦略など何もないので失望した」といった声が充満している。 バブル崩壊から数十年が経過し、かつて世界で光り輝いた日本製造業の威光は確実に失われており、『…


【提言】外国人労働者は中小製造業の救世主か? 「米中貿易戦争の激震と第4次産業革命」〜日本の製造業再起動に向けて(46)

長きに渡り大規模な移民を拒んできた日本が大きく変化している。 外国人労働者の受け入れ拡大に向けた「改正出入国管理法」の可決により、今後5年間で30万人以上の外国人単純労働者を受け入れ、労働者不足の解消に役立てる計画であるが、この賛否で世論が二分している。 インダストリー4.0/IoTなど徹底推進する中小製造業でも、イノベーションか? 外国人労働者か? または、その両方か? といった疑問や議論が沸騰している。   世界に目を転ずれば、移民排除は時の流れである。移民制限にかじを切る欧米諸国に対し、周回遅れで移民を増やそうとする日本の法案には、欧米のメディアでさえ強い違和感を覚えている模様…


【提言】中小製造業経営者と巡るインド・タイの旅『百聞は一見にしかず』〜日本の製造業再起動に向けて(45)

私の会社(アルファTKG)では、例年の恒例行事として海外交流視察旅行を実施している。今年度は、インド・タイの2カ国4都市を訪問し、躍進的な地元企業との交流やインドの主要大学との人的交流を実施した。 今回の寄稿は視察記として、参加した経営者の気付きや戦略を紹介する。参加した方々は、年間売上高10億円~50億円の中堅・中小製造業の経営者であり、精密板金や配線資材を製造するものづくり企業のTOP陣である。参加した企業の業績は急成長を遂げており、業界のリーディングカンパニーであるが、その名に相応しい『VIP』な交流視察となった。 『VIP』と表現したのは、今回の旅で訪問した4都市4カ所で交流した相手方…