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「黒川想介」の検索結果327件

  • 2015年11月4日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (32)

産業系マーケットにおいて小口の客を制する者は業界のマーケットを制すと一般的に言われている。電気部品やコンポ商品においても然(しか)りと言える。これまでは小口客層に電気部品やコンポ商品を供給しているのは主として地域にある販売店である。販売店では右から左 […]

  • 2015年10月21日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(31)

近代戦兵団を構成した歩兵・騎兵・砲兵 営業活動にも三種の兵力 戦闘機や機甲師団の登場によって戦場の様相は一変した。それまでは、戦場に大砲が登場するまでの長い間、兵団の兵種は歩兵と騎兵で構成されていた。大砲が登場してからは近代戦になり、兵種が一つ増えて […]

  • 2015年10月7日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (30)

今年は戦後70年の節目の年といわれている。終戦を迎えて5年目の1950年に朝鮮動乱が始まった。この動乱が日本経済に特需をもたらした。これを境にして、日本の経済は順調にすべり出した。動乱が終わっても軌道に乗った経済は拡大を続けていた。物不足が深刻な時代 […]

  • 2015年9月16日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(29)

二兎追うものは一兎も得ず、ということわざがある。昔からあることわざには思い当たるふしが往々にしてあるものだ。しかし、現代社会は複雑なゆえに二兎を追う局面は多々ある。特にものづくりにかかわる業界にとって、グローバル市場と国内ローカル市場の二兎を追わねば […]

  • 2015年9月4日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (6)

部品や機器の営業は、見込み客から商品資料や見積もりの依頼を受けて、初めて訪問する時に問い合わせ事項の準備と会社案内を持って出かける。問い合わせの用件が終わって、自社の会社案内を済ませた後に、見込み客は何をつくっている会社なのか、面会している技術者は何 […]

  • 2015年9月4日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (5)

革新的な物づくりに挑戦したコンパクトラインという生産方式がある。生産ラインを短くするための従来の改善の概念とは違い、大幅にコンパクトにして、生産コストダウンを狙った方式である。 もともとコンパクトにした背景は、日本国内において少量多様生産の時代に入り […]

  • 2015年9月1日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (28)

1990年代に、護送船団方式という言葉や活字が巷間で散見された。本来の護送船団方式とは軍事用語であり、船団を護送する時に最も遅い船のスピードに合わせて航行することであったのだが、この時マスコミ紙上で賑わった護送船団方式とは金融業界のことであった。お金 […]

  • 2015年8月19日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (27)

一般個人向けの商品を販売している営業と、産業系の部品やコンポ商品を販売している営業に本質的な違いはないが、大きく違う点がある。例えば、保険関係を扱う営業マンと商談に入り保険契約が済んだ後にどなたか紹介してもらえたら幸せです、などと紹介依頼をするケース […]

  • 2015年8月5日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (26)

現在は情報化社会といわれ、メディアやネットを通じて次々と情報が入ってくるし、いつでも必要な情報をアクセスできる時代になった。情報化時代に入る前には自分にしか知り得ない情報が結構あったから、情報という言葉に秘密性が感じられた。だからちょっとした情報でも […]

  • 2015年7月15日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (25)

部品やコンポ商品営業では、横展開をするというフレーズをよく使う。メーカーが部品やコンポ商品をつくる時にどういった個所に使用してもらうのかを意図してつくるのであるが、つくった時の意図とは違う使い方や、違う個所に使われていることが往々にしてある。思いもよ […]

  • 2015年6月24日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(24)

産業界に部品やコンポ商品を販売する営業戦線は、時代によって本質的に変化してきた。草創期では「顧客の人脈や個人の身上を知らないで物なんか売れるか〓」の時代を経て「商品の技術的側面を知らないで物なんか売れるか〓」となり、「顧客のことを知らなくて物なんか売 […]

  • 2015年6月10日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (23)

いまどきの若者は云々という言葉を使う時に、あまり言いたくはないが、という前置きをする。このフレーズは太古の昔からよく使われていたというが、何となく古く思われたくないという意識が働くからだろう。時代を経るにつれ技術が発達し、人口が増加すれば社会の制度や […]

  • 2015年5月27日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (22)

ふと気が付いてみると、いつの間にか変わっていたということは誰もが経験することである。部品やコンポ商品を扱う業界では、売り上げを管理している上位の顧客層の動きを毎月見ているであろう。それでもふと気付くと、少し前とはだいぶ変わっている。成長期にそれほど大 […]

  • 2015年5月13日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (21)

江戸時代末期の頃に、鎖国体制をとっていた日本でも海の向こうの世界で、従来とは違う動きがあることを何となく感じとっていた。しかし、官僚体質で硬直していた徳川幕府は都合の悪いことは聞こうとせず、神君家康が決めたご法通り、という言葉を盾に取って従来からのや […]

  • 2015年4月22日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (20)

課題解決営業と称して、顧客の課題を何とか引き出して、そこにテーマを見つけようとする営業が流行ったことがあった。現在でもその名残りが散見される。いきなり、課題はありませんかと聞く営業マンはいないと思うが、もしそのような聞き方をする営業がいたら、はなはだ […]

  • 2015年4月8日

不連続線線に異状なし 黒川想介(19)

世の中に流布している上澄みの情報をもって企画し、当たる時代もあれば当たらない時代もある。業界が成熟期に入ってくれば当たらなくなる。したがって現状の電気部品やコンポ機器の市場では、なかなか当たらなくなっている。当たる新商品が出なければ営業部門に比重を移 […]

  • 2015年3月25日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (18)

日本人は自らを揶揄する意味で時折、島国根生という言葉を使う。世界がまだ蒸気船や大砲を持たなかった頃、島国日本は海という防壁があったから他国からの侵略もなく、日本独得の文化が醸成し、日本文明というものを作り上げたという誇りをもっている。その誇りと裏腹に […]

  • 2015年3月11日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (17)

一般消費者や法人の様々な需要に応じて供給をするために物づくりが始まる。物づくりは製品開発設計の段階を経て、工場へ回され、製品化される。一人の技術者が製品を開発し、図面を描いて、機械を使い、手づくりで製品を完成させることも昔はよくあった。複雑な社会にな […]

  • 2015年2月18日

不連続戦線に異状なし 黒川想介(16)

物づくりを事業として経営するには、研究、製品開発をして製品設計部が図面化して、それを製造部門が製品化し市場に商品として流通させるという工程を繰り返す。 物づくりには大きく分けて垂直統合と水平分業というやり方がある。垂直統合とは企業が商品の開発・生産・ […]

  • 2015年2月4日

不連続戦線に異状なし 黒川想介 (15)

産業機器のルネサンスという内容で、産機ルネサンスという標語が業界の片隅でささやかれたのは80年代の後半の頃だった。そもそものルネサンスとは、学校の教科書に文芸復興と書き記してある。ルネサンスは14、15世紀のイタリアを中心に起こった活動で建築、美術、 […]

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