不連続戦線に異状なし 黒川想介(16)

2015年2月18日

物づくりを事業として経営するには、研究、製品開発をして製品設計部が図面化して、それを製造部門が製品化し市場に商品として流通させるという工程を繰り返す。 物づくりには大きく分けて垂直統合と水平分業というやり方がある。垂直統合とは企業が商品の開発・生産・販売を主導して一手に行うことである。水平分業とは企業が製品の開発・製造・販売の各段階で外部に依頼して製品化することである。 戦後、日本が復興し高度成長に至る時期では垂直統合で物づくりが行われた。企業の下請けなどという言葉が一般的に使われていたのは、垂直統合で物づくりをしていたからである。経済規模が大きくなると企業間の競争規模も大きくなり、いわゆる人…