中国工場 の検索結果

基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (46)

中国工場における従業員の定着及び従業員教育の進め方② 同じ項目・内容を繰り返し教える   第2回の今回は、従業員教育の進め方についてです。 2.従業員教育の進め方 教育の重要性・必要性は誰しもが理解していますが、その流動性の高さから教育しても辞めていくので、「まるでざるで水をすくうようだ」と言っていた日本人駐在員がいました。まさに言い得て妙だと思います。   しかしながら、仕事をする上での基本的資質が高くない中国の作業者レベルの人には、たとえ辞める率が高くても教育を通して少しでも意識や知識を学んでもらわなくてはなりません。そうすることで、品質に対する知識や意識がある従業員の割合を少し…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (45)

中国工場における従業員の定着および従業員教育の進め方① 自分の仕事に誇りを持たせる   今回から3回にわたって、中国工場における従業員の定着と従業員教育の進め方について書きますので、参考にしてください。 第1回は、従業員のモチベーションについて、事例を通して考えてみます。   1.従業員の定着 ここでは、最近訪問したある中国企業の工場での定着率の実態から従業員の定着について考えてみます。 (1)工程によって違う定着率 この中国工場は、新しく造成された工業区にあるため市街地から離れており立地条件としてはよくありません。そんなこともあり従業員の定着率がどんなものか気になりました…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (44)

設備管理-中国人が苦手な予防保全③ 「故障させない」重要性の周知を 前回と今回で、中国人が不得手としている設備管理に関する事例を紹介していますので、参考にしていただけたらと思います。   ②メンテナンス、予防保全 中国人は予防保全の考え方をあまり持っていません。設備が故障すれば対処(修理)しないと生産ができないので対処(修理)します。しかし、故障していない設備に何らかの対処をする、費用をかけることはしません。 予防保全は、故障させないための管理です。この予防という考え方の重要性を理解できている中国人は多くありませんし、苦手な分野と言えます。   (1)日常点検・定期点検での…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (43)

設備管理−中国人が苦手な予防保全② 刃物摩耗は出来栄えでチェック 今回と次回で、中国人が不得手としている設備管理に関する事例を紹介しますので、参考にしていただけたらと思います。   2.中国人が苦手な予防保全 設備管理は、日系・中国系を問わず中国工場におけるウイークポイントと言えます。 大きく分けると次の2つになります。 ①摩耗品、消耗品の管理 ②メンテナンス、予防保全   ①摩耗品、消耗品の管理 刃物などの摩耗品の管理が不十分で不良が発生して、それを納入された経験は何回もありました。例えば刃物の摩耗管理は、2つの方法・考え方があります。 (1)数量管理 刃物はある数量切断…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (42)

設備管理-中国人が苦手な予防保全① 持ち込む技術レベルを決める 今回は、設備や作業に関するノウハウをどこまで中国工場に持ち込むのか、どこまで中国人スタッフに習得させるのかと言う問題について考えます。   1.設備や作業に関するノウハウをどこまで中国工場に持ち込むのか 中国で生産をするときに考えるべき問題として、機械のオペレーションノウハウに限らず技術や生産技術のノウハウをどのようにして中国人作業者やオペレーターに落とし込むかというのがあります。これらのノウハウは、日本で10年20年生産して培ったものです。簡単に短期間で落とし込めるものではないでしょう。 ということは、どのように中国人…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (41)

生産委託先・外注先の品質改善指導⑤ 問題点を把握し対応決める   (4)問題点を把握する 外注先の改善指導はやみくもに進めてもうまくいかないので、問題点をきちんと把握したうえで対応の順番と方法を決めていきます。 問題点の把握に関して、ここでは5Mを切り口として中国工場で多く発生する問題を示します。 5Mは、 ・MAN(人) ・MACHINE(設備・機械) ・MATERIAL(材料・部品) ・METHOD(方法・仕組み) ・MEASUREMENT(測定・検査・品質管理) のことです。   ①MAN・人に関する問題 ・スキル不足 そもそも教育がされていない。教育された作…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (40)

生産委託先・外注先の品質改善指導④ 停滞させることなく、少しずつ前へ   3.改善指導 (1)短期的視点と長期的視点を持つ 外注の改善指導をするときには、この異なる2つの視点を持つことが必要だと言えます。 短期的視点は、今まさに問題となっている不良項目への対応をすること、および不良品の流出を止めることです。長期的視点は、工程での作り込みを促すこと、および改善のサイクルを回せるような仕組みを整備することです。   (2)短期的視点 この主眼は、今まさに問題となっている不良をなくすことです。なくすこととは、不良の発生をなくすこと、または、不良の流出を止めることです。 不良の発生…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (39)

生産委託先・外注先の品質改善指導③ 先方の能力を確認してから実行   2.どこまで指導するか 取引先を指導する場合、いい品物を入れてもらうためには踏み込んで、入り込んでやることが必要だとは思いますが、どこまで踏み込むべきかはよく考える必要があります。 取引先の指導において、日系企業・日本人は「俺が指導して、この会社をよくしてやる」というような上から目線の傾向があるように感じています。実は、わたしも中国に赴任した当初はそのような驕った気持ちでやっていました。ところが、そのような気持ちで指導しても決してうまくいきません。 「会社全体をよくする」というのがどういうことかと言いますと、問題点…


【提言】コロナ蔓延! 中国工場のカタストロフィで中小製造業復活の転機『ロボファクトリー』の必然性〜日本の製造業再起動に向けて(60)

『カタストロフィ(catastrophe)』とは、時として『大惨事』と訳されるが、突然のキッカケから修復不能の事態に発展した大災難を意味し、『破壊』を表現する言葉である。中国発の新型ウイルスの蔓延は、深刻な脅威として世界中に感染が広がっている。 人から人への猛烈な感染力によって、世界的パンデミック(感染爆発)となる不安が人々を恐怖に陥れているが、新型ウイルスの殺傷力には限界があり、人類滅亡というカタストロフィ(大惨事)を危惧する人はいない。 しかし、ビジネス視点では、カタストロフィを意識せざるを得ない側面がある。具体的には、日本企業の中国現地工場が、カタストロフィとなる可能性を否定できない。特…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (38)

生産委託先・外注先の品質改善指導② キーマン押さえ信頼関係築く   1.中国企業に対してどのように臨めばよいか 前回の記事では、中国企業に対して日系企業と同じ感覚で臨むのは無理です。違いがあることを認識して、会社でその認識を共有しましょうと書きました。その続きです。   (2)中国企業にいかに対応してもらうか 自社工場の場合、自分たちが頑張れば改善は前に進めることができます。ところが、外注先の改善は、先方に動いてもらって、対応してもらって初めて前に進みます。ですから、いかに先方に対応してもらうかを考えなくてはなりません。 ①諦めないで要求し続ける わたしは中国駐在員時代、購…