産業用ロボットを巡る の検索結果

産業用ロボットを巡る 光と影 (10)

■ロボットの導入が進んでもティーチングマンが足りない! 育成に費用・時間のロス 日本中で不足 現在、ロボットのティーチングマンが日本中で足りていません。ティーチングマンとは、産業用ロボットをティーチペンダントで操作しながら、その位置を記録させる作業者をいいます。この作業でロボットにプログラムが作成されるので、あとはそのプログラムを再生させれば、ロボットを動かす事ができます。 最近は、ティーチングレスといって手でロボットの先端を動かして簡単にティーチングできるロボットばかりがニュースに取り上げられていますが、その種のロボットでできる事は、精度などの理由で搬送等の一部の用途に限られておりますし、搬…


産業用ロボットを巡る 光と影 (9)

■ロボットシステムを販売する商社①丸文 伝承難しい技術を自動化 丸文はレーザによる肉盛や焼入れを行う産業用ロボットシステムを提供しており、そのロボットシステムを導入されたモノづくりのお客さまから高い評価を頂いております。その丸文に、システムを導入する利点などをインタビューしました。 Q.ターゲットはどのような作業をされるお客さまが多いですか? 1つ目に、金型に補修やコーティングをされているお客さまです。継続使用により劣化・損傷する金型に対して、その損傷部分をレーザで肉盛溶接します。コーティングでは、金属の耐摩耗性と耐腐食性の向上を目的に使用されます。 2つ目に、鉄鋼のシャフトやロール形状の軸物…


産業用ロボットを巡る 光と影 (8)

■ドクターブレードのシェア日本一の「ドクター製作所」 初心者が見事に成功! ドクター製作所は、製紙・製鉄機械になくてはならない「ドクターブレード」という、ロール表面の汚れや異物を取り除く装置を製作している会社です。この会社がなぜ産業用ロボットを導入したのか、その契機等を聞きました。 Q. ドクター製作所の優れている点は? 35年積み重ねたノウハウで、材質の選定から独自の設計・加工・組み立てができるため、お客さまのニーズに合わせて製作ができます。「ドクターブレード」において、ここまで専門性のある会社はほかにありません。 出荷後のアフターフォローも丁寧に行っておりますので、お客さまからとても定評が…


産業用ロボットを巡る 光と影 (7)

■システムインテグレータその2 抜群の提案力とメンテナンス力 マツモト機械は、アーク溶接装置やレーザ溶接装置、切断装置の自動機械、それに周辺機器の技術開発・設計から製作までトータルにプロデュースする会社です。 この会社に産業用ロボットのシステムをお客様が導入されるメリットなど聞きました。 Q.同じ溶接でも産業用ロボットと人との違いは? 人が溶接をする場合、仕事のレベルで溶接をしようとすると熟練の人でないと難しいです。ロボットだとボタン操作だけで溶接をすることができます。また、ビードがとても綺麗で、たとえロボットに疑念がある方も、一度みれば印象がガラッと変わるほどです。 さらに全体的に大きな時間…


産業用ロボットを巡る 光と影 (6)

■補助金を活用できた企業・できない企業——儲けより生産性向上優先を 現在、経済産業省などから様々な「ものづくり補助金」などの補助金が出されております。仕事柄、それらの補助金を利用して産業用ロボットを導入された色々な企業と携わってきました。 補助金は大事な血税 当たり前の話ですが、補助金は大事な血税です。国や自治体も補助金を出す目的は、決して「ばらまき」ではなく「生産性の向上」や「過酷作業・熟練技能の代替・支援」などを目的としています。よって、補助金を頂いた企業もしくは関連企業は、自分の会社がその補助金を懐に入れるためではなく、その目的達成のためにフル活用しなくてはいけません。活用できた会社と活…


産業用ロボットを巡る 光と影 (5)

産業用ロボットを導入する企業 森合精機 高耐久 洗浄機 組み立て精度向上 森合精機は、「油圧機器の製造」「洗浄機の製造」「減速機の製造」を行っています。この会社は、洗浄ニーズとそれを克服するための開発が行われてきて洗浄機の性能が非常に高く、またユーザ仕様のカスタマイズを行うことができるために生産ラインへの速やかな導入ができるだけでなく安定した操作性の洗浄機を供給できます。 この会社がなぜ産業用ロボットを使用した洗浄機を販売しているのか、その契機などを聞きました。 Q.産業用ロボット導入の契機は? 姿勢の自由度が圧倒的に良いのでタップ穴のような場所を洗浄する際に必須となります。また近年、ロボット…


産業用ロボットを巡る 光と影(4)

■産業用ロボットを導入する企業 その2 〜圧倒的な生産数量アップ 今回は「金型の製作を行うA社」をご紹介いたします。A社は、SIを介さず、金型製作の加工分野で産業用ロボットを導入しました。なぜ金型の加工に産業用ロボットを導入したのか、その契機などをインタビューいたしました。 Q. 産業用ロボット導入の契機は? 今まで加工は熟練工が手作業で行っていましたが、それでは『長時間働き続けることは難しい』。また当たり前ですが『手作業なので品質にバラツキ』が出ます。しかしロボットは『24時間働くので生産数量UP』また『安定した加工』ができます。 産業用ロボットは5軸NC機と比較すると、安価な分精度が低いの…


産業用ロボットを巡る 光と影 (3)

システムインテグレーター(SI)の役割 ロボットSIは実績を見て発注を 産業用ロボットに対する関心が高まり、「現場に導入するためにどうすればいいのか分からない」「新事業として自社でロボットの取り扱いを始めたいが、どんな技術や知識が必要なのか」という声を聞きます。これらに共通するのが、現場や作業内容に応じた適切なシステムを組み上げる「ロボットSI(システムインテグレーター)」であり、世界的に不足していると言われる職種です。ロボットSIとは、ロボット導入において一体どんな役割を担い、どういったステップを経て現場へ導入していくのかを解説します。 1・システムインテグレーターとは 産業用ロボットは、…


産業用ロボットを巡る 光と影 (2)

レーザックスの導入事例 安価な3次元加工、提案が可能 レーザックス(愛知県知立市、近藤恭司代表取締役社長)は、「レーザ機器やその周辺機器の製造」「レーザでの加工(試作)」を行っています。レーザ周辺機器のほとんどが海外メーカーで、日本の企業からするとサポートの物足りなさや部品を取り寄せるのに時間がかかるなどの問題がありました。同社は「OPTICEL」という『国産』ブランドを持っています。『現場のニーズ』から生まれたブランドなので、『お客様対応の早さ』や『カスタマイズ』もできる注目の会社です。 また、製造だけでなくレーザ加工の『試作』をお客様から多く受注しています。今までは主にNC加工機を使用して…


産業用ロボットを巡る 光と影 (1)

導入が進まない訳 使えていない「ソフトの力」 ■産業用ロボット導入の現状 産業用ロボットを導入すると「就業者減少への対応」だけでなく、「生産効率アップ」につながります。しかし実際の生産現場を見ると、ロボットが行っている作業は「運搬」「組み立て」「スポット溶接」だけ。製造業で最も割合の多い『加工』においては相変わらず人が作業を行っています。企業からは「加工もロボットで作業させたい」というニーズが高く、導入には国から補助金も出るというのに、なぜ導入が進まないのでしょうか? ■優秀さを増すロボット。導入が進まない訳 まず、最近のハード(ロボットやその周辺機器)は非常に優秀で、導入に値する能力を持って…