中小製造業経営者 の検索結果

【提言】中小製造業経営者と巡るインド・タイの旅『百聞は一見にしかず』〜日本の製造業再起動に向けて(45)

私の会社(アルファTKG)では、例年の恒例行事として海外交流視察旅行を実施している。今年度は、インド・タイの2カ国4都市を訪問し、躍進的な地元企業との交流やインドの主要大学との人的交流を実施した。 今回の寄稿は視察記として、参加した経営者の気付きや戦略を紹介する。参加した方々は、年間売上高10億円~50億円の中堅・中小製造業の経営者であり、精密板金や配線資材を製造するものづくり企業のTOP陣である。参加した企業の業績は急成長を遂げており、業界のリーディングカンパニーであるが、その名に相応しい『VIP』な交流視察となった。 『VIP』と表現したのは、今回の旅で訪問した4都市4カ所で交流した相手方…


【提言】製造現場を活かす「ボトムアップIoT」シリーズ⑤ 『社長のロボット秘書』で利益率30%向上〜日本の製造業再起動に向けて(44)

秋の展示会シーズンを迎え、出展している多くの会社で熱の入った「IoT」提案が行われている。第4次産業革命の大きなうねりと時代の変化を感じるのは私だけではないはずである。 2012-13年頃より、ドイツが提唱した「現代の黒船、インダストリー4.0」は、世界中の製造業に大きな衝撃を与え、人々が「第4次産業革命」の重要性を認識するキッカケとなったが、インダストリー4.0は、残念ながら中小製造業にはなかなか馴染なかった。 私の主要顧客である板金製造業でも、インダストリー4.0の導入事例はあまり聞こえてこない。その理由は、板金製造業の経営者がインダストリー4.0の思想やシステムを理解しても、板金工場には…


【提言】中国の脅威と米中貿易戦争勃発 日本中小製造業の生き残り策〜日本の製造業再起動に向けて(38)

トランプ大統領は中国に対し、情報通信、航空宇宙やロボット分野などを対象に500億ドル(5兆円超)の制裁関税を発表した。この米国の発動は、明らかに先端成長分野における製造覇権の奪い合いであり、制裁分野が全て「中国製造2025」の関連業種であることからも明白である。 「中国製造2025」とは、ドイツの「インダストリー4.0」や米国の「インダストリアル・インターネット」などと並び、IoTを駆使した中国の国家戦略であり、習近平政権が推し進める製造業の振興策である。特に先端成長の10分野の製品を、全て国産で製造する事を目指している。トランプ大統領の貿易赤字削減は表向きの理由であるが、米国の本音は台頭する…


【提言】RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション) 中小製造業を救う『人手不足の特効薬』〜日本の製造業再起動に向けて(36)

2018年は、中小製造業にとって「人手不足対策の実行元年」となるだろう。今日の中小製造業は、過去に類を見ない活況状態に湧いている。しかし経営者の多くが、活況の喜びとは対照的に『将来的な懸念』を強く持っているのも事実である。中小製造業を取り巻く外部環境を整理してみると、現在は驚くほどの好材料がそろっている。 セミコン業界や建機業界など、かつては好不況の山谷が激しかった業界も、安定業種に変貌し、歴史的な好況状態が続いており、さらなる安定成長が予測されていることは特筆である。デジタル乱舞とも言えるセミコン業界の好況は、スマホとIoTなどの台頭により、需要が増大し、新製品への入れ替えサイクルも大幅に短…


【SCF・計測展 特別寄稿】アルファTKG オープンイノベーションによるビジネス創造

■米国の破壊的イノベーションと周回遅れの日本のFA業界 米国視察からの気づき 11月7日から10日間に渡り、当社主催の『国際交流視察』が行われた。参加企業は日本より12社13人。マレーシアや米国からの参加者も加え、総勢20人を超えた。当社の社歴は4年と浅く、名実ともに駆け出しのベンチャー企業であるが、当社主催の国際交流視察は、お陰様で第3回目を迎え、年を追うごとに盛大になっている。参加者は中小製造業の社長・代表者であり、インダストリー4.0やIoTの国際社会での実態を肌感覚で学ぶことが目的のツアーである。 ツアーの中味は、現地の産学官の著名人を招聘したセミナー参加や、現地企業の視察、国際見本市…


【提言】中小製造業『IoTの実践とは』ものづくりPDM/ものづくりERP〜日本の製造業再起動に向けて(33)

中小製造業の経営者にとってインダストリ4.0やIoTは悩みのネタである。第4次産業革命に関する数多くの報道に触れ,デジタル変革の必要性は十分に理解するものの、「具体的に何をしていいのかわからない」とおっしゃる経営者にお目にかかることが多い。 最近世間では、「インダストリ4.0は実効性に欠け、特に中小製造業では実現が難しいのでは?」といった論調が多く見受けられる。事実、多くの解説は概念論であり、取り上げられるテーマも、大手製造業の視点が多く、中小製造業にとっては「絵空事」である。中小製造業の具体的な実践について報道されることは少ない。 本場ドイツにおいても、インダストリ4.0に対し、否定的な感想…


【提言】〜【中小製造業IoTの1丁目1番地】 情報の5S化〜【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(23)

    UKブレグジットや米大統領選挙など大番狂わせの結果から、世界的にグローバル経済の行き詰まりが顕在化してきた。グローバル大企業は進路変更を余儀なくされ、中小製造業にも大きな変化が起きてくるであろう。そのため変化への対応が早急に必要である。 この手段として、第4次産業革命イノベーションの重要性を多くの経営者が認識しており、世間での話題も非常に活発になってきたが、思いのほか、中小製造業経営者には『雲の上の話』として映っているようである。『雲の上の話』と映る原因は何か? を探求し、デジタル化・IoTの1丁目1番地というべき『情報の5S化』の重要性にスポットライトを当ててみた…


【提言】〜【インド・タイ海外交流視察を終えて】 『IoT』と『茹でガエル』〜【高木俊郎】日本の製造業再起動に向けて(22)

日本の中小製造業は、グローバル化による大手系列崩壊と第4次産業革命の進行により、歴史的なパラダイムシフトの渦中にあると言っても過言ではない。経営者にとっては、このパラダイムシフトの波に乗り、新たなビジネス環境への対応が求められるが、続々と誕生する新技術や、ビジネス環境の変化を正確に把握し、正しい経営判断を導き出すことは容易ではない。ちょっと油断すれば『茹でガエル』の危険がはらんでいる。 『茹でガエル』とは、ビジネス環境変化に対応することの重要性、困難性を指摘するために用いられる警句の一つであるが、残念ながら中小製造業の一部にこの兆候が見受けられる。第4次産業革命の本丸とも言える『IoT』による…


「人類最大級の革命“インダストリー4.0”」と「中小製造業での取り組み事例」 株式会社 アルファTKG社長 高木俊郎

実行するMINI Industry4.0(Most Intelligent & New Initiative Industry4.0) 【1】18世紀に人類が学んだ“工業化”の魔力 第1次産業革命がなかったら、大英帝国は世界の覇権を握れなかっただろう。産業革命により大英帝国は、資本主義と帝国主義を推し進め、インド・中国始め、北米・アフリカ・オセアニア・アジア諸国を次々と傘下に収め、覇権国となった。人類は初めて“工業化”の魔力を学んだのである。 【2】人類最大の工業化は、アメリカで起きた「第2次産業革命」であった 19世紀末、第1次世界大戦をキッカケに急速台頭したアメリカが、徹底的な工…


新たな装置や仕組みを付加し、機能を大幅向上 中小製造業の実行するMINI Industry 4.0

1 2016年、歴史的な「潮目の変化」が製造業を襲う 新年明けましておめでとうございます。 昨年2015年は、製造業界にとって「変化予兆の年」であった。昨年6月から突然始まった中国経済変調の影響は、かつてBRICSと騒がれた新興国を直撃し、新興国依存の市場戦略にブレーキがかかった。また、安い労働力を求めた「チャイナ・プラスワン」は影を潜め、日本回帰にかじを切る企業も増えている。プラザ合意以降30年に亘り、日本の製造業を支えてきた(安い労働力を求めた)「製造戦略=海外シフト」の神通力も力を失ってしまった。 中小製造業の足元では、戦後から続いてきた潮目に変化が起きている。その変化は「大手系列、ピラ…