オートメーション新聞は、今年3月をもって紙印刷をやめ、PDF電子版をメールで送るようにし、同時に年間購読料も無料にした。そこからは一気に「デジタル化だ!」と言わんばかりにPDF電子版やWEB、Xの改善を進め、すっかりアナログ時代を忘れていった。しかし先日、9/11の産業オープンネット展の東京会場で紙面を配布させてもらえるとのことで、約5か月ぶりにオートメーション新聞を紙に印刷して読んでみたところ、とても新鮮な感覚で、いろいろな気づきがあった。
はじめに感じたのが、紙媒体は読むことに集中しやすい。紙であれば手に持ったら、あとは視線を動かして読むだけ。手指も文書も動かない。一方で、PCやスマホはちょこちょこと画面スクロールが必要で、視線も手も動かすので忙しい。また、新聞に限ったことだが、見出しを見て気になったらそのままシームレスに本文を読みにいける。PCやスマホだと見出しをクリックしないと本文に行かないので面倒だ。しかも最近は変な広告が多いので、それを掻い潜るのにストレスがたまる。しかし一方で、紙媒体は読み終わったら邪魔かつ廃棄が面倒。記事内容が気になってもその場ですぐに調べられない。PCやスマホなら別の情報へアクセスしやすく、知識を強化できる。久しぶりに紙媒体に触れたことで、色々とアイデアが浮かんで収穫だった。
いまはAIやシミュレーション等である程度、先の予測ができるようになった。おかげで回り道や失敗は少なくなったが、その一方で経験の幅と数は減った。だからこそ、経験の幅と数を補うためにも、AIやデジタル技術を使って浮いた時間を新たな試しや挑戦に注ぐことが大事なのだ。何事も、やったからこそ分かること、気づくこと、身につくものがある。経験は「糧」であり、人の思考と意識を強くする栄養なのだ。







