日本がロボット大国になるために必要な機能はバク転ではない。人を助ける技術なのだ
6月13日土曜日、愛知県国際展示場で行われた「ロボットテクノロジージャパン2026」に行ってきた。土曜日ということもあって皆で一緒にロボットを見にきたという家族連れが多く、会場内は穏やかな雰囲気。平日の展示会は、至る所から「リードをよこせ」オーラを感じるので、こうしたゆったりと優しい空気感もたまには良いものだ。
フィジカルAIやヒューマノイドロボットが話題となっていることもあって、3日間で前回を上回る4万7000人超が来場した。同展は産業用ロボットと自動化システムの展示会と銘を打つだけあり、実務的で現場感の高い展示が中心で、ヒューマノイドや「いかにも未来」といった展示は少なく、全体を通じて堅実だが地味な印象。個人的には現実的で高評価だったのだが、一方でフィジカルAIなど最新トレンドを目当てに来た人たちの目にはどう映ったのだろう?もしかしたら彼らにとっては物足りなかったかもしれない。しかしそれでいいのだ。
日本は、ロボットをうまく仕事や生活に取り入れて活用する「世界一のロボット大国」を目指している。そのために必要なのは、逆立ちしたり、バク転したりする機能ではない。私たちの役に立ってくれる、助けてくれる機能なのだ。すぐに現場に入れることができ、次の日から作業をまかせられる、エンタテイメントではなく、人の生活をサポートするロボットなのだ。その本質を忘れることなく、着実に力を磨くことこそ、日本のロボット産業の成長に必要なことなのだ。
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