日本のFA業界が目指す未来は『完全自動化の無人化工場』だ!とハッキリ言う

今年は「ヒューマノイドロボット元年」と言ってもおかしくないほどに、人型ロボットの話題が盛りだくさんだ。展示会でもヒューマノイドロボットの展示デモを多く見かけ、YoutubeやXなどSNSでもヒューマノイドロボットの作業を動画がよく流れてくる。すっかり夢物語から現実に近づき、さまざまな活用イメージを思い描けるようになってきたが、その効果はそれだけに止まらない。ヒューマノイドロボットは、日本の製造業が避けていたタブーを壊し、人の意識を一変させた。それが「無人化」だ。

「完全自動化した無人化工場」これまで日本の製造業、FA業界では、あまり声高に叫ばれてこなかった。それは「技術的に難しい」「コストに合わない」「既存工場の更新が中心の日本では非現実的」であったり、不確実な遠い未来の話をする意味やメリットの薄さなど、さまざまな理由がある。それ以上に、過去から現在までに製造現場で汗を流してきた、流している人々への配慮が大きな理由としてあった。しかしヒューマノイドと優れたAIの登場により、現場で働くのが人でなければいけない理由が薄くなり、それと同時に、多くの人がヒューマノイドが人の代わりとなって働く未来を思い描いた。これまでタブー視し、直視しなかった「無人化」をようやく日本が意識した瞬間だ。

これまで未来の工場や製造現場が語られる際は、「人が中心」「人と機械が一緒に働く」など、一定の配慮が感じられる一方で、何となく釈然としない、数年後の想像し得る未来にとどまっていた。一方で欧米や中国等のコンセプト動画を見ると、何年後を想定しているかは不明だが、様々な形のロボットが自律的に動き回ったりしていて無人化は当然のこととして未来が描かれていた。しかしヒューマノイドロボット登場のインパクトで日本も意識が変わった。これでようやく世界と同じ土俵に乗ることができそうだ。周回遅れかもしれないが、これからが本当の勝負。これまで積み重ねてきた自動化やロボット化、省力化、省人化は資産。このエッセンスを取り入れながら、日本なりの完全自動化の無人化工場を進めていこう。

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