- 2023年3月30日
日本の製造業再起動(97)【提言】アジア急速発展企業の衝撃 『日本は製造先進国?』このパラダイムが崩れるとき
今年の日本の製造業を総合的に見ると、円安効果やコロナ終息に伴う影響もあり、国内の生産高は増加傾向にある。しかし、鋼材価格や電気代の高騰、人材不足により日本の中小製造業は、盛り上がりに欠けている。また、中小製造業のDX化による成長エンジンが 本格点火し […]
今年の日本の製造業を総合的に見ると、円安効果やコロナ終息に伴う影響もあり、国内の生産高は増加傾向にある。しかし、鋼材価格や電気代の高騰、人材不足により日本の中小製造業は、盛り上がりに欠けている。また、中小製造業のDX化による成長エンジンが 本格点火し […]
2極化」という言葉が流行語となった時代がある。勝ち組・負け組とよばれ、業界構造を表現した言葉であるが、今はそんな甘い時代ではない。2023年は、中小製造業にとって「消滅か?発展か?」を決める分水嶺(ぶんすいれい)の年である。分水嶺とは、山で降った雨が […]
あけましておめでとうございます。世界的にコロナ禍は終息に向かっており、昨年の年明けと比較すると、世の中のコロナに対する警戒心には雲泥の差がある。やっと活況を取り戻しつつある良い雰囲気のお正月である。久方ぶりに賀詞交歓会も勢いがついており、 筆者も多く […]
2022年は、『劣化列島日本/希望と勇気』をテーマに、1月より月1回合計11回連載してきた。本稿は最終稿として、第1稿から第11稿までを振り返り、締めとしての総集編を論じていきたい。 22年は、突然の円安に襲われ、コストプッシュインフレによる諸物価高 […]
筆者は、1977年4月に東京都調布市にある電気通信大学電気通信学部を卒業し、新卒でアマダに入社。精密板金市場の販売一筋に37年間勤務し、2014年にアマダを退職した。現在、筆者が在籍するアルファTKGは、アマダ退職と同時に筆者が創業した会社 […]
3万人のための情報誌と称する「選択10月号」に興味ある記事が掲載されている。「部材メーカー生き残りの『大転換』」「『トヨタよりテスラ』という潮流」と銘打った記事である。内容の詳細は割愛するが、日本の部材メーカーがトヨタはじめ日本の自動車メーカーに見切 […]
2022年は、年初よりコロナ禍や鋼材価格の高騰に見舞われた年であるが、年初には予期しないウクライナ危機や急速な円安進行など、想像を超えた波瀾万丈の年である。コロナ禍に振り回された自粛期間に中小製造業を取り巻く外部環境は激変した。『劣化列島日本』をテー […]
「劣化列島日本」をテーマとした今年度シリーズの第8回目は、虎視眈々と日本市場攻略を進めている中国の機械メーカーの実態に迫ってみたい。 8月2日付日刊工業新聞に、中国レーザー加工機のトップメーカーであるHSGレーザー社の日本市場への参入を報じている。『 […]
『劣化列島日本』をテーマとした今年度シリーズ第7回目は、田中角栄氏の列島改造論を振り返り、当時の「新しい国造り戦略」を検証する。半世紀前の列島改造論を改めて見直すと、当時の活力と関係者の英知に驚愕する。今日とは雲泥の差である。50年の時の流れの中で、 […]
『提言!日本の製造業再起動に向けて』の本年度(2022年)は、劣化列島日本をテーマとしたシリーズを寄稿しているが、シリーズ6回目となる本稿では、突然日本に襲いかかる円安やコロナ禍によるリモートワークを取り上げ、中小製造業への影響や経営課題をテーマとし […]
劣化列島日本をテーマにしたシリーズの第3回目は、「ソニーの復活」を取り上げる。まず、数十年前のソニー全盛時代を振り返りたい。 20世紀後半、ソニーの世界的活躍は我々日本人にとっての大きな誇りであった。世界中のあらゆる空港免税店では、ソニーの製品が一等 […]
『提言! 日本の製造業再起動』も、おかげさまで月1回の寄稿で80回以上に渡り、中小製造業のIoTやDXの原稿掲載を続けてきたが、今年からは『劣化』をテーマにしたシリーズで、タイトルを『劣化列島日本/希望と勇気』としている。2回目は今日のドイツ衰退から […]
2014年10月から連載が始まった『提言!日本の製造業再起動に向けて』は、月1回の寄稿である。お陰様で8年目を迎えており、初稿から長きに渡り関心を持って読んでいただいている読者も多く、紙面をお借りして感謝申し上げたい。 読者には中小製造業の経営者も多 […]
『さすがNHKよね!』とは数年前に他界した私の母親の口癖であった。 母がNHKに抱く信頼は絶大で、年老いた母親にとってNHKの番組が世間を知る唯一の窓口であった。私の母に限らず、多くのに日本人(特にお年寄り)にとってNHKの報道は、疑うことのない真実 […]
自動車産業のEV(電動)化の話題が沸騰している。世界各国がEV化にシフトする潮流の中で、日本の自動車メーカーのEV遅れが指摘されている。 EVの重要ポイントには、充電ステーションの充実も極めて重要であることには異論はないとは思うが、日本の充電ステーシ […]
2024年に新しい一万円札が登場する。『日本資本主義の父』と呼ばれる渋沢栄一を織り込んだデザインである。 一万円札の偽造防止を目的に20年周期で新紙幣を発行する慣習に従ったものと思われるが、フィンテックに向かう強い国際潮流が台頭し、DX(デジタルトラ […]
DX(デジタルトランスフォーメーション)の話題が沸騰している。「DXの言葉を聞かない日がない」といえるほどの過熱ぶりであるが、 中小製造業の経営者からは、「DXは必要だが、具体的に何をしたらよいか分からない」との声も多く、DX実践に悩んでいる経営者が […]
ものづくり.jp株式会社は、オートメーション新聞2021年9月21号を発行しました。 今号の読みどころ 電子機器の製造品質の国際標準団体であるIPCの日本代表によるIPCの最新情報、EV化が進む自動車産業、日本市場での取り組みインタビューと、はんだ外 […]
ものづくり.jp株式会社は、オートメーション新聞2021年9月8号を発行しました。 今号の読みどころ 製造業向けコンサルティングのタナベ経営による産業用ロボットを使った生産現場の自動化・課題解決事例の紹介のほか、取手やハンドル、蝶番など産業用金物ひと […]
ものづくり.jp株式会社は、オートメーション新聞2021年8月25日号を発行しました。 今号の読みどころ トップニュースは、FA・電気制御・機械分野の主要な商社の2021年1Qの業績調査です。自動車と半導体が好調で、18社中17社が増収増益となりまし […]