山下夏樹 の検索結果

産業用ロボットを巡る 光と影(15)

失敗しないロボットメーカーの選び方! ロボットメーカーの選択ミスで大きな損失を招く!(後編) サーボモーターで決まる   なぜ違いがあるのか? 前回の記事で、ロボットメーカーにより「軌跡精度」「絶対精度」「剛性」そして「カスタマイズ性」が違い、選択を間違えると会社にとって大きな損失を招く事を記載しました。 ではなぜ、このような差が生ずるのでしょうか? ロボットの初心者が持たれる大きな誤解は「ロボットメーカーはどれも大して変わらない。見た目は似ているし、色が違うだけ。だから知り合いから紹介されたメーカーにしよう」です。   答えから申し上げると、『サーボモーターにかけている金…


産業用ロボットを巡る 光と影(14)

失敗しないロボットメーカーの選び方! ロボットメーカーの選択ミスで大きな損失を招く!(前編) 「軌跡精度」「絶対精度」「剛性」 加工時に致命的な差   大きな損失を招く誤った認識 最近、新聞などで「産業用ロボットの発注が伸びている」というニュースをよく耳にします。そして、さまざまな産業用ロボットメーカーも業績は好調のようです。 産業用ロボットメーカーはさまざまあります。実名は伏せますが、日本の青色・黄色・白色・灰色のロボット。また海外のオレンジ・黄色のロボットなどです。 私は産業用ロボットの効率UPのコンサルタントなどを全国の会社を回って行っている仕事柄、多くの工場でロボットを見てお…


産業用ロボットを巡る 光と影 (13)

■悪徳システムインテグレーター(SI)が増加する日本!! 国や顧客は厳しい目で対応するべき! 「コラボ」「比較」で危機回避を もうひとつの理由 悪徳のSIが増加するもうひとつの理由があります。それは、ほとんどのシステムインテグレーターは機械的・電気的(つまりハード全般)に詳しいのですがソフトに関しては非常に弱いという実態があります。 先日もこのような事がありました。弊社に中規模の某SIから電話があり「顧客から『ティーチングをもう少し楽にできないか? 工数がかかってロボット化した意味がない』と相談を受けているので、うわさに聞く富士ロボットさんに電話しました」と言われました。 電話をくれた方は、そ…


産業用ロボットを巡る 光と影 (12)

■悪徳システムインテグレーター(SI)が増加する日本!! 国や顧客は厳しい目で対応するべき! 圧倒的に優位な立場のSI 増加する悪徳SI 現在、産業用ロボットの受注額が増加しているというニュースを目にします。しかし、企業のロボットが増えれば、生産効率が上がるかというと、日本の現状はそうではありません。 顧客(エンドユーザ)の事を第一に考えてくれる優秀なシステムインテグレーター(SI)が多く存在してこそ、生産効率が上がるのですが、残念ながら悪徳SIが増加しているのが今の日本の現状です。   悪徳SIの一例 私の会社は産業用ロボットのティーチングソフトの販売・サポートだけでなくコンサルタ…


産業用ロボットを巡る 光と影 (11)

■ロボットの導入が進んでもティーチングマンが足りない! ソフトの工夫で対応力 「あるある」話 また、お金に余裕のある大企業がお金にモノを言わせてティーチングマンを外注することにも効率の問題があります。 先日もこのような事がありました。 私が経営しております富士ロボットにもティーチングマンの要請がよく来ます。 先日、要請があった工場は誰もが知っている自動車メーカーの工場です。その工場のラインの移転に伴い、数日間で複数のロボットのティーチングを行うという案件です。よくある話ですが、作業日の2、3週間前に「ティーチングマンが足りないので、何とかならないか」という急募です。 ティーチングマンの予定は平…


産業用ロボットを巡る 光と影 (10)

■ロボットの導入が進んでもティーチングマンが足りない! 育成に費用・時間のロス 日本中で不足 現在、ロボットのティーチングマンが日本中で足りていません。ティーチングマンとは、産業用ロボットをティーチペンダントで操作しながら、その位置を記録させる作業者をいいます。この作業でロボットにプログラムが作成されるので、あとはそのプログラムを再生させれば、ロボットを動かす事ができます。 最近は、ティーチングレスといって手でロボットの先端を動かして簡単にティーチングできるロボットばかりがニュースに取り上げられていますが、その種のロボットでできる事は、精度などの理由で搬送等の一部の用途に限られておりますし、搬…


産業用ロボットを巡る 光と影 (9)

■ロボットシステムを販売する商社①丸文 伝承難しい技術を自動化 丸文はレーザによる肉盛や焼入れを行う産業用ロボットシステムを提供しており、そのロボットシステムを導入されたモノづくりのお客さまから高い評価を頂いております。その丸文に、システムを導入する利点などをインタビューしました。 Q.ターゲットはどのような作業をされるお客さまが多いですか? 1つ目に、金型に補修やコーティングをされているお客さまです。継続使用により劣化・損傷する金型に対して、その損傷部分をレーザで肉盛溶接します。コーティングでは、金属の耐摩耗性と耐腐食性の向上を目的に使用されます。 2つ目に、鉄鋼のシャフトやロール形状の軸物…


産業用ロボットを巡る 光と影 (8)

■ドクターブレードのシェア日本一の「ドクター製作所」 初心者が見事に成功! ドクター製作所は、製紙・製鉄機械になくてはならない「ドクターブレード」という、ロール表面の汚れや異物を取り除く装置を製作している会社です。この会社がなぜ産業用ロボットを導入したのか、その契機等を聞きました。 Q. ドクター製作所の優れている点は? 35年積み重ねたノウハウで、材質の選定から独自の設計・加工・組み立てができるため、お客さまのニーズに合わせて製作ができます。「ドクターブレード」において、ここまで専門性のある会社はほかにありません。 出荷後のアフターフォローも丁寧に行っておりますので、お客さまからとても定評が…


産業用ロボットを巡る 光と影 (7)

■システムインテグレータその2 抜群の提案力とメンテナンス力 マツモト機械は、アーク溶接装置やレーザ溶接装置、切断装置の自動機械、それに周辺機器の技術開発・設計から製作までトータルにプロデュースする会社です。 この会社に産業用ロボットのシステムをお客様が導入されるメリットなど聞きました。 Q.同じ溶接でも産業用ロボットと人との違いは? 人が溶接をする場合、仕事のレベルで溶接をしようとすると熟練の人でないと難しいです。ロボットだとボタン操作だけで溶接をすることができます。また、ビードがとても綺麗で、たとえロボットに疑念がある方も、一度みれば印象がガラッと変わるほどです。 さらに全体的に大きな時間…


産業用ロボットを巡る 光と影 (6)

■補助金を活用できた企業・できない企業——儲けより生産性向上優先を 現在、経済産業省などから様々な「ものづくり補助金」などの補助金が出されております。仕事柄、それらの補助金を利用して産業用ロボットを導入された色々な企業と携わってきました。 補助金は大事な血税 当たり前の話ですが、補助金は大事な血税です。国や自治体も補助金を出す目的は、決して「ばらまき」ではなく「生産性の向上」や「過酷作業・熟練技能の代替・支援」などを目的としています。よって、補助金を頂いた企業もしくは関連企業は、自分の会社がその補助金を懐に入れるためではなく、その目的達成のためにフル活用しなくてはいけません。活用できた会社と活…