PD(プログラマブル表示器) 「見える化」500億円市場維持へ 各制御機器との直接コミュニケーションも

PD(プログラマブル表示器)は、コントローラの稼働監視やモニタリング、制御指示を行うタッチパネルディスプレイとして利用されている。

日本電気制御機器工業会(NECA)の統計によると、2014年度の出荷実績は前年度比4.4%増の516億円。うち国内が268億円、輸出が247億円となっている。15年度上期はほぼ前年並みの258億円で推移している。

最近単なるPLCとのコミュニケーションから、PDと各制御機器をI/O制御で通信接続し、各制御機器と直接コミュニケーションを図ることで、各制御機器の情報をより多く「見える化、生かせる化」することができ、エラー・ステータス・位置情報などの有益な情報を膨大に伝達することが可能になっている。

位置合わせや機器調整時の連続運転などもPLCを使用しなくても可能なほか、トラブル時の内容把握時間の短縮や簡単な現地調整、システム全体の稼働状況の把握もできる。

またスマートフォンやタブレット上で製造現場のHMI画面が操作できるソフトウェアで使い勝手が高まっているほか、マルチタッチやジェスチャー機能を搭載してスマートフォンのような直感的な操作ができる機種も増えている。またIoT時代に備えた無線LAN仕様を備えたPDも出始めている。

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