【オートメーション新聞 No.447】2025年ロボット統計:受注額1兆456億円、自動化需要とAI関連投資で3年ぶり大幅増 / ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2026:過去最多270社超が出展、愛知で開幕目前 / ダイヘン:金属積層造形システム「ArcBuilder 3D」(2026年6月3日発行)

1. オートメーション新聞 第447号の概要
本号(第447号・2026年6月3日発行)では、日本ロボット工業会が発表した最新の「2025年マニピュレータ、ロボット統計」をトップニュースとして掲載 。人手不足を背景とした自動化需要の急回復やAI関連投資の活発化により、年間受注額が3年ぶりに前年比プラスの1兆456億円に達した実績を報じています 。また、愛知県のAichi Sky Expoで開催される「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2026」の過去最多270社超の出展トピックスをはじめ 、ダイヘンの金属3Dプリンティング事業参入など最新の技術動向を網羅 。フェニックス・コンタクトの超薄型サーキットブレーカなどの新製品情報から全国の工場投資動向まで、最先端のFA情報を凝縮して掲載しています 。
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2. 注目トピックス
【1面メイン】2025年ロボット統計:受注額1兆456億円、自動化需要とAI投資の回復で3年ぶりプラスへ
日本ロボット工業会のまとめによると、2025年の年間ロボット受注額は前年比25.7%増の1兆456億円に達し、3年ぶりの増加に転じました 。生産額も同21.0%増の9452億円 、出荷額も同20.4%増の1兆937億円と軒並み2桁増を記録 。電子部品向けが大きく牽引したほか 、AI関連投資の広がりや工場自動化ニーズの根強さが市場を力強く押し上げています 。
【展示会】ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2026:過去最多の270社超が出展、ロボットSIerゾーンも大幅に拡大
6月11日から3日間、愛知県常滑市のAichi Sky Expoで開催される本展は、前回を上回る270社・団体が出展する過去最大の規模となります 。産業用から協働ロボット、AGVまで多岐にわたる自動化システムが並び、システムインテグレーター(SIer)専用ゾーンも設置 。生産現場から物流拠点向けまで、最新のAI技術やヒト型ロボットであるヒューマノイドを活用した具体的なソリューションが集結します 。
【新事業】ダイヘン:金属積層造形システム「ArcBuilder 3D」を発売し金属3Dプリンティング事業に本格参入
ダイヘンは、長年培ったアーク溶接技術と高精度ロボット制御技術を融合させ、金属3Dプリンティング(WAAM方式)事業を開始しました 。独自のシンクロフィード溶接技術により、入熱による変形を抑えながら低温での高速造形を実現 。造形能率は従来比で24%向上しており、航空宇宙や建設機械といった大型構造物分野の生産性向上や材料ロス削減に貢献します 。
3. 各ページ別の見出し・記事一覧
1面:総合ニュース・経済トレンド
- 日本ロボット工業会:2025年ロボット受注額、前年比25.7%増の1兆456億円と3年ぶり増加
- 展示会情報:7月大阪・9月東京にて「日本オープンネットワーク展2026」開催決定、主要4団体のセミナーも予定
- EtherCAT Technology Group:産業用オープンネットワーク「EtherCAT」の累計ノード数が2025年に1億を突破
- 連載:灯台:Dの次はG、次はA。その次はなんだ?理念なきDXは意味がない、本気の変革を
- 連載:販売員心得:「スマホ認知症」回避には市場の視点で物事を見る
2面:新製品・技術トレンド
- ダイヘン:アーク溶接技術を応用した金属積層造形システム「ArcBuilder 3D」で金属3Dプリンティング参入
- キーエンス:超薄型設計にAI-OCR文字認識機能やデュアルサイトスキャンを内蔵したフルスクリーンハンディターミナル「DX-A800シリーズ」
- コーセル:従来製品PLAシリーズと同一外形・取付互換を備え、高効率・低ノイズ化したAC-DC電源「PJAシリーズ」
- ifm efector:独立2系統の16chデジタル出力を備え、Category 3(PL d)安全システムに対応するIO-Linkモジュール「AL2637」
- ファナック:可搬8kg・動作範囲1600mm、IP69Kに準拠した食品市場向けオールステンレスパラレルタイプロボット「DR/8-16B Stainless」
- ユニパルス:設備内のわずかな隙間に設置可能な高さ2.2mmの超薄形圧縮型ひずみゲージ式ロードセル「UDT」
- コンテック:Type-Cケーブル1本で映像・タッチ通信・給電を同時に行える12.1in産業用タッチディスプレイ「FPD-Vシリーズ」
4面:主要各社の製品紹介・技術トレンド
- シーシーエス:半導体ウエハやガラス基板のナノメートル単位の微細なキズを1回の撮影で検出する画像検査用光学ユニット2機種
- SICK:DPMやDigimarcなど高難度コードに対応し、最低温度-35℃でも稼働する産業用ハンディ式バーコードリーダ「Zx36」
- Pepperl+Fuchs:LF、HF、UHFの全周波数を1台で処理し、PROFINETやEtherNet/IPに対応したRFID評価ユニット「IDENTControl Compact B40」
- CKD:国際的な統一を図ったISO規格に準拠し、バルブボディがベースより出っ張らない構造を採用したパイロット式5ポート弁「PV5G-PV5-GMF」
- EIZO:JR西日本と共同開発、監視カメラ映像から人や特定物体を高精度に判別・通知するAIエッジコンピュータ「mitococa Edge」
- 日本航空電子:従来の角型コネクタ比で設置面積を大幅削減した、産業ロボット向け小型・高密度複合コネクタ「KN07シリーズ」
- 堀場アドバンスドテクノ:配管に取り付けるだけで薬液濃度を非接触測定できる、半導体プロセス向けの光ファイバー式薬液濃度モニタ「CS-900F」
- ニチコン:従来品に比べ設置面積を最大50%削減し、DINレール取付にも対応した乾式低圧進相コンデンサN2形「BYシリーズ」
- ニデックアドバンステクノロジー:独自のAIアルゴリズムにより電子回路基板やシリコンウエハの微細な欠陥を高精度に検出する外観検査装置「AURCA」
5面:FA業界掲示板・イベント・移転・オープン
- 三菱電機:最新第8世代IGBTを搭載し、電力損失を従来製品比で最大約19%低減した産業用パワー半導体モジュールのサンプル提供を開始
- NTT-ME:カワダロボティクスと共同で、上半身型ヒューマノイドロボット「NEXTAGE」を活用した通信工事高所作業の遠隔操作実証実験を開始
- シーメンス:イタリアのハイテク大手MERMECグループから、デジタル鉄道信号や診断・計測技術などの主要事業を買収することで合意
- マブチモーター:全自動どら焼き機などの高いエンジニアリング力を持つ食品機械メーカー、マスダック社を子会社化
- NTN:手首モジュール「I-WRIST」を搭載した外観検査用高速ユニットの大型タイプが、リョービ社のダイカスト部品検査用に採用
- 日本フィールドコムグループ:早稲田大学等と共同で、プロセスオートメーションにおける「フィールド通信技術セミナー(HART編)」を7月13・14日に開催
- CC-Link協会:パートナー各社が開発手法や対応製品を紹介する「CC-Link IE TSN開発者セミナー」を7月東京、2027年1月大阪で開催
- 日本フィールドコムグループ:プロセスオートメーション初心者を対象とした「フィールドデバイスインテグレーションセミナー」を8月4日にオンライン開催
- IO-Linkコミュニティジャパン:実演デモや対応デバイスを提示する「IO-Link紹介セミナー2026夏大阪」を7月29日に開催
- 住友重機械工業:米国サンノゼに次世代半導体製造装置向けの位置決め・動特性解析に対応したクリーンルーム備えのR&Dセンターを開設
- 川崎重工業:米国サンノゼにフィジカルAI開発拠点を新設し、NVIDIAやマイクロソフトらと医療・介護・ロボットなどの分野での協業を開始
- ハーモニック・ドライブ・システムズ:福岡市内の「九州営業所」を博多駅前のNMF博多駅ビル内へ移転
- ヤマハ発動機:インド・グルグラムにショールームを併設した、表面実装機や産業用ロボットを取り扱う営業・サービス拠点を開設
7〜8面:ROBOT TECHNOLOGY JAPAN 2026 特集
- 安川電機:AIロボット「MOTOMAN NEXT」を用いた変種変量対応の組立セルや新型スポット溶接ロボを実演展示
- オムロン:最大450kg搬送可能な全方向駆動型モバイルロボット「OLシリーズ」を国内展示会初出展し搬送自動化を提案
- デンソーウェーブ:協働ロボット「COBOTTA PRO」を用いた工場内物流自動化や高難度バラ取り、検査AI技術を披露
- ファナック:生成AIによるロボット駆動などのフィジカルAI事例や、「CRXシリーズ」による簡単協働ロボット活用法を提示
- 川崎重工業:複数台協調による次世代塗装システムとワークを止めない高速外観検査システムとの工程連携ソリューション
- イルメジャパン:インサートとエンクロージャの組み合わせによる耐環境性角型コネクタなど世界標準の配線技術を提案
- 竹中電子工業:貼るだけで確実に検出する感圧シートセンサ「KSS85」など製造や検査工程の現場改善センサを提案
- オリエンタルモーター:柵なしでヒトと共存する小型産ロボ「OVR」や、1トンクラス牽引が可能なブラシレスモータを提案
- 北菱電興:図面の変更をリアルタイム自動反映するCADや、製作情報を連携するソフトウェア等による盤製造DXを訴求
- 日本精工(NSK):ヒューマノイド向け小型・軽量アクチュエータや、低床設計の全方向移動駆動ユニット「PalGo」を展示
- DOBOT JAPAN:41自由度を持ち多関節ハンドやVR操作に対応する新型ヒューマノイド「Atom-Max」など最新技術を実演
9面:工場新設・増設、設備投資情報
- ハイレゾ:秋田県男鹿市と立地協定を締結し、旧払戸小学校の廃校を活用した5拠点目となるGPU専用AIデータセンターを開設
- 東京インキ:茨城県坂東市の工業団地内に約13億円を投じて新工場を建設、手狭な既存工場や子会社の機能を一元化
- 物語コーポレーション:群馬県前橋市に「物語コーポレーションファクトリー&ラボ」を新設、東日本への供給体制を大幅に強化
- ホーユー:愛知県瀬戸市の桜が丘工場においてオンサイトPPAモデルによる太陽光発電設備を導入、年間約143トンのCO2排出量を削減
- 泉:三重県名張市においてフィルター関連の2拠点を統合した新工場を建設、生産設備を増設し安定供給体制を構築
- タクマ:兵庫県の播磨工場内に環境測定・分析を行うグループ会社が入居する3階建ての新研究棟を建設
- 日本イーライリリー:兵庫県神戸市の西神工場に200億円の追加投資を実施、プロセスの自動化を推進して医薬品供給能力を増強
- 扶桑化学工業:京都府福知山市の京都事業所に400億円を投資し半導体研磨剤向け「超高純度コロイダルシリカ」の製造・付帯設備を新設
- サンケミカル(DIC子会社):米国デラウェア州の生産拠点に約1000万ドルを投資、高品質なキナクリドン顔料の継続供給体制を確保
- 住友重機械工業:インドのプネーに各種減速機やギヤモータの組み立て、設定、試験、エンジニアリング支援を行う新工場を稼働
- レンゴー:中国山東省の合弁会社が新工場を稼働、現地で初めて重量物段ボールシートを製造できるコルゲータを導入
- 極東開発工業:インドにダンプボディ用ロボットや最新塗装ラインを備えた第二生産拠点となるチェンナイ工場を竣工
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