本多通信 20年度に売上高250億円へ 中期経営計画「GC20」スタート

本多通信工業(佐谷紳一郎社長)は、2020年度に売上高250億円、営業利益率10%達成を指標とした新中期経営計画「GC20」の概要を明らかにした。

「GC(グッドカンパニー)20」は、10年から取り組んでいる中期経営計画の第3弾で、「よい会社化と過去最高の業績で持続的成長企業」を目指そうとしている。

同社は、コネクタ事業で00年に過去最高の売上高(240億円)を達成後、ITバブルやリーマン・ショックの影響などを受けて、業績が低迷していた。

その後、10年度からパナソニックの資本参加などもあり、新たな経営計画を推進。10~12年度に黒字体質の確立を目指した「プラン80計画」、13~15年度は事業拡大と体質強化に向けた「DD15計画」に取り組んでいる。DD15の売上高180億円、営業利益率8%確保がほぼ見えてきたことから、GC20では、15年度をダブらせる形で、15~17年度の前半3年間をシーズン1、18~20年度の後半3年間をシーズン2として展開。

シーズン1では、売上高200億円、営業利益率9%を目指し、シーズン2で過去最高の売上高新記録を達成する。

GC20では新たにグループ企業理念「Value by Connecting(つなぐ喜び、創る感動)」を制定した。「人と人をつなぐことで価値が生まれるので、この価値を継続的に創造していきたい」(佐谷社長)。

シーズン1では、現在のコモディで民生領域セグメント№1製品を水平展開(顧客/市場)と次世代化して、非コモディで業務・車載領域へ広げる。

業務用コネクタでは、FA、通信、プロ用民生機器用向けで、少量短納期、カスタマイズ、ハーネスとの融合などで収益性を高める。車載用では、デジタル高速伝送用コネクタで、カメラ、カーナビなど新たな車載ニーズを開拓し、グローバル展開を進める。

佐谷社長は「20年の売上高250億円は220億円ぐらいまでは見えている。残り20億~30億円は、開発中の高速伝送対応のコネクタや、M&A(企業の買収)で上積みを図る」としている。

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