共同電機 省エネ対策に効果デジタル電流リレーが注目

改正省エネルギー法が4月1日から完全施行されるに伴い、電流リレーの良さが見直されている。モータの保護用として主に使用されてきたが、電流監視・制御機能が省エネ対策により有効なことから採用が増えている。電流リレー製造販売の共同電機(東京都大田区下丸子4―1―9、tel03―3750―3311、松井僚二社長)の貫通型電流検出器付きデジタル電流リレーADCRシリーズ、電流リレーUCTR―500が省エネ対策で注目されている。

同社の電流リレーは、撹拌機・コンベヤ・プレス・包装機械・ホッパー・自動充填機・切削機などの過負荷、地絡、ヒータの断線などを検知して回路を自動的に遮断、または負荷切り替えなど負荷制御に多数使用されている。

最近は、改正省エネ法により機械・設備単位の電力計測・制御の必要性が高まってきたため、電流値を設定しブレーカが動作する前に警報を出したり、電流制限に使用するケースが増えている。

特に、デジタル電流リレーADCRシリーズは貫通型電流検出器を備えているため既設にも簡単に取り付けでき好評である。

同社の電流リレーは、実効値変換方式(R・M・Sコンバータ)採用により測定電流に波形歪があっても正確に動作し、モータの起動電流では動作しない。また、トランジェントサプレスタイマによりリレー出力の応答時間を可変できる特徴を持っている。

デジタル電流リレーADCRシリーズは、13N型コンパレータ1段設定(1ab接点)と132N型コンパレータ2段設定(2a接点:上限/下限独立出力)の2機種を用意。測定電流範囲はAC0・05A~5A。CTの電流比を設定するだけで1次側電流が表示され制御できる。

小数点は電流比設定値から自動的に表示、設定される。出力モードも13N型はAUTO、HOLD、OUT、反転OUTの組み合わせで4種類でき、132N型はAUTO、HOLDモードにUP/UP設定、UP/DOWN設定ができる。

一方、UCTR―500はアナログ設定式電流リレー。設定電流値を超えると出力リレーが動作し、設定値より下がると復帰する。測定電流はAC0・05A~5A。

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