エキスパート待望 の検索結果

製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (34)

技術者の能力本位採用に向け 具体的に何をすればいいのかわからない 先日の日経新聞で「能力本位の新卒採用に改革を」という興味深い社説が出ていました。その記事が物語っているのが、企業が時代の変化の速さを踏まえ、あるべき新卒採用の姿が見えない中で、存亡の危機感を強く感じている、ということが背景にあると思います。 弊社も弊社自身の事業経営はもちろん、顧問先の事業環境を見る限り、時代の流れが明らかに早く、そして複雑になっているのを感じます。 上記の社説で述べられているのは、「旧態依然とした採用方法、採用思考を変えなくてはいけない」「人材確保を急ぐ故、能力の把握が不十分ではないか」「思考力や分析力を重視し…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (33)

新人技術者の“知っている”ということが実務には使えない 今日のワンポイントは、「新人技術者の”知っている”ということが実務には使えない」という時には、「すべてを教えるのではなく、期限を決めて調べさせて説明させる」ということを心がけてください。 新人教育について、弊社の顧問先でも全体研修が終わり、研究開発部門での教育を開始しています。年齢や土地柄で技術者のタイプを分類するのはあまり意味が無く、個々人の性格に由来する要素の方が大きいと考えますが、ほぼ全員に共通して当てはまるのは、「新人技術者の”知っている”ということが実務には使えない」ということです。   新人技術者に対する基礎技術的な…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (32)

革新生む「創造力」と「誘導力」 技術者のイノベーションと企画力 1:企画力とその盲点 「技術者にとって求められるのは、イノベーションである」。いろいろなところで見聞きすることです。当社がさまざまな企業をサポートするにあたり、イノベーションが大切であることに疑いの余地はありません。ただ、何より大切なのは、「イノベーションのために必要となる具体的なスキルは何か」を理解することです。 そこで複数のコラムに分け、技術者にとってのイノベーション、ならびにそれと密接にかかわる企画力について考えてみたいと思います。   イノベーションを実現するためには企画力は必要条件 イノベーションという言葉は先…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (31)

「若手技術者が技術の本質を理解していない」という時に 「若手技術者が技術の本質を理解していない」という時には、「古い参考図書を購入し、行き詰まった時に何度も読み返させる」ということをやらせてみてください。 AI、IoT、5Gといった技術トレンドのキーワードが飛び交う昨今。技術は日進月歩で、その賞味期限は短くなる一方。それに追いつこうと、必死にあがく。技術というとそんな印象を持つ方が多いかもしれません。 技術者にとって専門性の根幹ともいえる「技術」は極めて重要であるため、上記の展開の早さが焦燥感につながることも多いと思います。   確かに技術の展開スピードは加速する一方です。これに対し…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (30)

技術評価業務の定性的・主観的報告を改善するためには 技術者の特徴的な資質の一つに「思い込みが強い」というものがあります。国際的にも珍しい「理系」という考えのもと専門教育を施すことが、その背景にあるのかもしれません。思い込みが強いというと悪い印象を持つ方が多いかもしれませんが、一度ギアが入ると徹底的に仕事を突き詰めようとするところもあり、仕事を進めるうえでは強みになる場合もあります。ただそのような強みの裏返しとして、課題がないわけではありません。 今日のコラムでは思い込みが強いということによる課題と、その解決方法について考えてみたいと思います。   思い込みが強いことによる最大の弊害は…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (29)

技術者にとってのグローバル化とは何か マスメディアを賑わせた経団連の就活ルール廃止への言及。様々な意見があるようですが、時代の流れを受けた一つの動きといえます。 経団連会長のインタビューなどでも度々きかれた「グローバル化」ということについて技術者がどのようなことを考えなくてはいけないのかということについて考えてみたいと思います。   グローバル化というと「語学」と「文化理解」に直結するケースが多い 若手技術者の方や技術者を育成する側の方にとって「グローバル化」ということについてどのようなイメージをお持ちでしょうか。一般的にいわれるグローバル化というと、多数派意見として、「語学」と「文…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (28)

新入社員の技術者育成において徹底すべきこと 若手技術者の中で特にまっさらな状態ともいえる新入社員。夢と希望に満ち溢れた新入社員というのは組織の代謝に必須であり、またその後の成長を後押しする重要な要素となります。今日は入社1年目のいわゆる新入社員である技術者の育成について、徹底すべきポイントについて述べてみたいと思います。   指示事項を理解し、業務を進めることこそが大前提 若い方は確かに柔軟な観点があります。中にはなるほど、そういう考え方もあるのか、というものもあるかもしれません。しかし私の経験上、そのようなケースは極めて稀です。 実践経験がほとんどない入社1年目の新人技術者の発想や…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (27)

技術者が生き残るのに必要な普遍的スキルとは 今日の技術者人材育成コラムでは、技術者にとって永遠のテーマの一つともいえる、「普遍的スキル」について述べてみたいと思います。 国も積極的に取り組む高等教育の盲点文部科学省の中に大学分科会というものがあり、その中に「今後の高等教育の将来像の提示に向けた論点整理」というページがあります(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/houkoku/1400115.htm)。2017年の末に将来構想部会というところが、今後の高等教育はどのようになるべきか、ということをまとめたものです。 その中で社会全…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (26)

技術者にとって回避したい丸投げ思考 技術者は抱え込む方が多い 技術者の多くは気質として自ら業務を抱え込んで何とかやり切る、という方が全般的に多い傾向があります。過去にもコラム「人に聴くということを覚えさせる」でその対策をご紹介したことがあります。 これはこれで、変なプライドを背後においてもらい、人と協業することを覚えさせることが重要です。しかし、中には全く逆の傾向を示す技術者も存在するということを認識しなくてはいけません。   丸投げする技術者 結論から先に言うと業務を丸投げする方です。左から右に仕事を流すのです。自ら考えて何とかしよう、他の人に聴きながら進めていこう、という考えでは…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (25)

ゴールに向かう道筋は一つではない 技術者は数学という共通言語を使いながら、一見複雑な事象を明快に道筋立てて説明することを本質的に得意とします。この傾向は指導にも出る場合があります。より具体的にはあるゴールに導くために、途中経過含めて細かく指導するのです。これはどちらかというと優秀かつ面倒見のいい中堅から若手技術者に多い指導方法です。そういう意味ではこのような技術者の指導を受けられる若手技術者は恵まれていると見るべきでしょう。 とはいえ、課題もあります。今日のコラムではこのような指導方法のどこが問題で、どのようにして若手技術者を誘導すべきなのかを考えてみたいと思います。   細かく指示…