エキスパート待望 の検索結果

製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (27)

技術者が生き残るのに必要な普遍的スキルとは 今日の技術者人材育成コラムでは、技術者にとって永遠のテーマの一つともいえる、「普遍的スキル」について述べてみたいと思います。 国も積極的に取り組む高等教育の盲点文部科学省の中に大学分科会というものがあり、その中に「今後の高等教育の将来像の提示に向けた論点整理」というページがあります(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo4/houkoku/1400115.htm)。2017年の末に将来構想部会というところが、今後の高等教育はどのようになるべきか、ということをまとめたものです。 その中で社会全…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (26)

技術者にとって回避したい丸投げ思考 技術者は抱え込む方が多い 技術者の多くは気質として自ら業務を抱え込んで何とかやり切る、という方が全般的に多い傾向があります。過去にもコラム「人に聴くということを覚えさせる」でその対策をご紹介したことがあります。 これはこれで、変なプライドを背後においてもらい、人と協業することを覚えさせることが重要です。しかし、中には全く逆の傾向を示す技術者も存在するということを認識しなくてはいけません。   丸投げする技術者 結論から先に言うと業務を丸投げする方です。左から右に仕事を流すのです。自ら考えて何とかしよう、他の人に聴きながら進めていこう、という考えでは…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (25)

ゴールに向かう道筋は一つではない 技術者は数学という共通言語を使いながら、一見複雑な事象を明快に道筋立てて説明することを本質的に得意とします。この傾向は指導にも出る場合があります。より具体的にはあるゴールに導くために、途中経過含めて細かく指導するのです。これはどちらかというと優秀かつ面倒見のいい中堅から若手技術者に多い指導方法です。そういう意味ではこのような技術者の指導を受けられる若手技術者は恵まれていると見るべきでしょう。 とはいえ、課題もあります。今日のコラムではこのような指導方法のどこが問題で、どのようにして若手技術者を誘導すべきなのかを考えてみたいと思います。   細かく指示…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (24)

センスのある若手技術者を伸ばすために 様々な業界で様々な企業のサポートをしていますが、各企業で1、2人程度、とてもセンスのある技術者に出会うことがあります。年齢、学歴、性別は関係ありません。まさにセンスというものです。生まれ持ってのものといっても過言ではありません。 今日のコラムでは高いアウトプットを達成できるセンスのある技術者をどのように育成していくか、ということについて述べてみたいと思います。   センスのある技術者の共通項 センスのある技術者に共通しているのは、「自分で考え、基本的に提案型で業務を進める」「日々の業務の中からさまざまな気づきをする」「文章を書くよりも直感で動く」…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (23)

打ち合わせ前の準備が肝要 技術者の中には、「とりあえず話をしよう」という発言をする中堅以上の方が意外にも多いことに驚きます。この手の発言が多いことはすべてとは言いませんが、長い目で見るとあまり好ましいことではありません。今日のコラムでは「とりあえず話をしよう」ということの問題と人材育成に向けた解決方法について考えてみたいと思います。   技術者人材育成に好ましくない「とりあえず」 技術者人材育成で最も大切なのは育成に使用する時間を、指導者側と若手技術者側に捻出させること。限られた時間の中で結果を出すためには時間をいかに大切にするかを常に考えなくてはいけません。 イメージは沸くと思いま…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (22)

若手技術者の文章作成の癖の一つ「反復」 先日、ある新聞で「中高生の読解力 ピンチ」という記事が出ていました。これを読んだ時に、これは決して中高生だけの問題だけでなく、若手技術者の多くに当てはまることであることを強く感じました。今回のコラムでは若手技術者の読解力不足から派生する反復という癖と、その改善方法について考えてみたいと思います。   違和感のある技術文章の典型例 かつて自らの部下を指導している時はもちろん、現在も複数の顧問先で文章の添削を行いますが、主語と述語が食い違うことの多さに驚くことが多いです。そして主語と述語の食い違いから派生してよく発生する特徴的な事象があります。 技…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (21)

大学教育と産業界の要望 アカデミックとエンジニアリング 研究と技術とも言い換えられるかもしれませんが、ここのバランスをどう取るのかというのは比較的難しい議論です。大学というある程度閉鎖された空間に限った経験ベースの話や、または開発現場の修羅場を通らずに述べられる評論など、この辺りの議論に関し疑問を感じることが多いのが実感です。 そこで今日のコラムでは、大学教育と産業界の要望という題名で、本テーマについて考えてみたいと思います。   大学教育の意義 若手技術者は大学の先生から一般的にはアカデミックベースの教育を受けます。既知の理論の上に新しい理論の発見を目指す、というのは技術者としても…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (20)

若手技術者に顧客目線を植え付けるためには 若手から中堅の技術者に限らず、管理職の技術者が強く感じているものに「技術以外の事業部との連携」を挙げる方が多いことに気がつきます。これは、「顧客目線をみにつけたい/みにつけてほしい」ということの重要性を感じているということが背景にあるようです。 今日は技術者が顧客目線をみにつけるための取り組みについて考えてみたいと思います。   柔軟性の高い若手の間に仕事の中に遊び「しろ」を ある新聞で「技術者らの活動支援」という題目で、ヤフーが月一万円を限度に使い道を制限せずに、技術者やデザイナー向けに活動支援制度を設定したというニュースが出ていました。 …


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (19)

本質から目を離さない 今日のコラムでは少し趣向を変えて技術とサイエンスということについて考えてみたいと思います。 技術とサイエンス(科学)の関係を考えるとき、両者にはかい離があると考える方が思ったより多いようです。技術者にとってサイエンスは大学の先生や研究機関がやることだ、という思い込みがあるようです。技術者というと愚直に油まみれになりながら泥臭く仕事をする、というイメージがその根底にあるように感じます。しかしながら技術者にとってサイエンスは決して遠い話ではなく、むしろ非常に近いものであるということを今一度考えてみたいと思います。   サイエンスの根底と技術との関係 サイエンス、つま…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (18)

若手技術者にとって最上位の概念は 若手技術者にとって、最重要の最上位の概念とは何でしょうか。育成に労力を注ぐ故、ついつい後回しにされてしまう、またはこれは常識であり、当然わかっているであろう、ということで見逃されてしまうのが実情のようです。今回の技術者育成研究所のコラムでは若手技術者に強く認識してもらいたい最重要の「最上位の概念」についてあらためて考えてみたいと思います。   ■若手技術者にとっての仕事の最上位の概念は製造業の根幹 答えはとてもシンプルです。なぜならば若手技術者に理解してもらいたい最上位の概念は、製造業にとっての根幹だからです。 最上位の概念。それは「顧客に販売する製…