エキスパート待望 の検索結果

製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (14)

若手技術者の視野を広げるためには 若手に限らず技術者というのは自分の専門的な部分にのめり込みがちな性格の方が多いため、仕事の視野が狭くなりがちです。 例えば自分の専門についてはいくらでも話をすることができる一方で、同じ技術でも少し専門領域がずれると全く話ができなくなる、ということはざらにあると思います。 基本的にはこれが大きな仕事の支障になるということはないかもしれませんが、長い目で見た時、若手の段階からあまりにも狭い範囲で閉じこもってしまうと、ある程度年齢を重ねた時に柔軟性に欠ける人材になりかねません。 一般的に、技術者といえどもある程度年齢を重ねれば管理職に進んでほしいのが組織の本音。この…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (13)

大学教育と産業界の要望 「文章作成力」つけるべき 研究と技術とも言い換えられるかもしれませんが、ここのバランスをどう取るのかというのは比較的難しい議論です。大学というある程度閉鎖された空間に限った経験ベースの話や、または開発現場の修羅場を通らずに述べられる評論など、この辺りの議論に関し疑問を感じることが多いのが実感です。 そこで今回のコラムでは大学教育と産業界の要望という題名で、本テーマについて考えてみたいと思います。   ■大学教育の意義 若手技術者は大学の先生から一般的にはアカデミックベースの教育を受けます。既知の理論の上に新しい理論の発見を目指す、というのは技術者としても極めて…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (12)

技術不正やデータ改ざんの恐ろしさ 「顧客を大切に思う姿勢」が最大の武器 昨今の日本を代表するメーカーの不正や改ざんに関する話を耳にするたび、日本の製造業の危うさを感じます。大手自動車メーカーによる品質管理体制の不正、大手鉄鋼メーカーによる材料データ改ざん、といった耳を疑うような話が次々と出ています。このようなニュースを目にすると、「大手メーカー故の規模の問題点だ」「グローバル競争の厳しさゆえの弊害だ」といった本流とは異なる議論に陥ることも多いようです。ここは今一度、技術というものについて振り返る必要がありそうです。 ■技術は決してうそをつかない「真実」 技術者に限らず、研究者でもそうですが、基…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (11)

若手技術者に対する理想的な指導者 任せながらもフォローする 今日のコラムでは若手技術者に対する理想的な指導者について述べてみたいと思います。 ■指導者側に求められる多様な選択肢 若手技術者の指導というのはさまざまなアプローチがあるものの、最後はその人となりに影響を大きく受けるため、指導する側がいかに多くの選択肢を用意できるかが勝負となります。 もちろん根幹部分として、本コラムでも述べている陥りがちな技術者育成パターンになっていないか、そして活字を基本とした論理的思考力の鍛錬が盛り込まれているか、というところは不変です。しかし、これを具体的な実務レベルまで落とすためには個々人の性格やスキル、業界…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (10)

若手技術者への技術の伝承 効果絶大活字の「手順書」 ■技術の伝承に必要なものは何か 様々な所で語られることの多くなった技術の伝承問題。団塊世代の定年により、技術力低下が懸念されるというのが大方のロジックのようです。 一例を以下のURLで示します。(http://jma-column.com/denshou/)ここで述べられているのは教えられる側が作成する文書を教える側が確認するというStep式となっています。これはこれで機能するやり方かもしれません。 その一方で実情をお話しすると、教える側がきちんとした文書を作成できる論理性を持っていないと、段階を踏んで教えられないことはもちろん、指導内容が発…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (9)

「やりたいことができない」という発言をする若手技術者 鵜呑みせず心理見極め 3年目までの若手技術者が「今の職場ではやりたいことができない」と発言する場面に直面することはないでしょうか。稀に本当にやりたいことと入社した企業の方針が大きくずれている場合、若手技術者が発言通りの心理状況になっている可能性もあります。しかしながら多くの場合、やりたいことができないという言葉を鵜呑みにしてはいけないケースがあります。 ■自信を失っている場合は、小さな成果を積み重ねるチャンスを与える 経験上最も多い若手技術者の心理は、「今の状況から逃げたい」というケースです。理由は色々です。自分の未熟さに気がつき、自信を失…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (8)

95%以上の若手技術者に不足している最重要スキル 文章を書くのが苦手 若手技術者に欠けている最重要スキルといったら何でしょうか。仕事を進めるうえでの専門知識でしょうか? チーム連携プレイに重要な、“報・連・相”に基づいたコミュニケーション能力でしょうか? 仕事に対する積極的な取り組み姿勢でしょうか? それとも、最近技術者にも頻繁に要求される顧客目線でしょうか? 実はどれも正解です。が、上述した3点の基礎となっている最重要のベーススキルがあります。そして、このベーススキルは常に製造業の技術者は軽視、もしくはスキルの存在にさえ気が付かない場合もあります。 この極めて重要なスキルというのは、「文章作…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(7)

若手技術者は本当にチャレンジ精神がないのか(後編) 学歴・学位より成果重視を 企業の人事担当者や経営者の方、もしくは中堅以上の技術者の方々が「若手技術者は本当にチャレンジ精神がない」と感じてしまうのは、いくつかの根本原因が考えられます。 以下に主な可能性を列挙します。 1.何かをやりたいと手を上げたことに対し、やらせてみようという風土がない 2.チャレンジ精神を持つ若手技術者の見本となる技術者が中堅以上でいない 3.書類選考による、学歴や学位を重視しすぎている 4.組織体制やスローガンが頻繁に変わっている 5.若手が上層部に物言える体制がない 前回に引き続き、これらがなぜ若手技術者のチャレンジ…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(6)

若手技術者は本当にチャレンジ精神がないのか(前編) 受け皿を用意し口出しせず 上層部の緊張感が奮起促す クライアントであるお客様からよくいわれるのが、最近の若手技術者は「チャレンジ精神がなく覇気がない」「指示待ち姿勢が多い」といったことです。 技術者育成研究所のこれまでの育成経験ベースでは、チャレンジ精神がない、指示待ち姿勢が多い、という若手技術者は必ずしも多いとは考えていません。企業の人事担当者や経営者の方、もしくは中堅以上の技術者の方々がそう感じてしまうのは、いくつかの根本原因が考えられます。 しか以下に主な可能性を列挙します。 1.何かをやりたいと手を上げたことに対し、やらせてみようとい…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(5)

従来型人材育成の限界 〜継続的なフォローこそ根幹 技術者特化のシステム浸透〜 「一般的な人材育成」と聞いた時、皆様はどのようなイメージがわきますでしょうか。人材育成会社の人を呼んで、1、2日の研修を行うことでしょうか? 一般的には、短期間での研修が人材育成のイメージとして定着しているようです。技術者育成研究所は、継続的なフォローこそ、人材育成の根幹であると考えます。 その理由を説明します。例えば、研修であるべき人材の姿を学んだとします。 研修直後は、その重要性を理解し、それを実践しようと考えます。しかし、すぐにそれらの考えはどこかへ葬り去られてしまいます。理由は単純です。実業務に対して、学んだ…