エキスパート待望 の検索結果

製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (11)

若手技術者に対する理想的な指導者 任せながらもフォローする 今日のコラムでは若手技術者に対する理想的な指導者について述べてみたいと思います。 ■指導者側に求められる多様な選択肢 若手技術者の指導というのはさまざまなアプローチがあるものの、最後はその人となりに影響を大きく受けるため、指導する側がいかに多くの選択肢を用意できるかが勝負となります。 もちろん根幹部分として、本コラムでも述べている陥りがちな技術者育成パターンになっていないか、そして活字を基本とした論理的思考力の鍛錬が盛り込まれているか、というところは不変です。しかし、これを具体的な実務レベルまで落とすためには個々人の性格やスキル、業界…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (10)

若手技術者への技術の伝承 効果絶大活字の「手順書」 ■技術の伝承に必要なものは何か 様々な所で語られることの多くなった技術の伝承問題。団塊世代の定年により、技術力低下が懸念されるというのが大方のロジックのようです。 一例を以下のURLで示します。(http://jma-column.com/denshou/)ここで述べられているのは教えられる側が作成する文書を教える側が確認するというStep式となっています。これはこれで機能するやり方かもしれません。 その一方で実情をお話しすると、教える側がきちんとした文書を作成できる論理性を持っていないと、段階を踏んで教えられないことはもちろん、指導内容が発…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (9)

「やりたいことができない」という発言をする若手技術者 鵜呑みせず心理見極め 3年目までの若手技術者が「今の職場ではやりたいことができない」と発言する場面に直面することはないでしょうか。稀に本当にやりたいことと入社した企業の方針が大きくずれている場合、若手技術者が発言通りの心理状況になっている可能性もあります。しかしながら多くの場合、やりたいことができないという言葉を鵜呑みにしてはいけないケースがあります。 ■自信を失っている場合は、小さな成果を積み重ねるチャンスを与える 経験上最も多い若手技術者の心理は、「今の状況から逃げたい」というケースです。理由は色々です。自分の未熟さに気がつき、自信を失…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望 (8)

95%以上の若手技術者に不足している最重要スキル 文章を書くのが苦手 若手技術者に欠けている最重要スキルといったら何でしょうか。仕事を進めるうえでの専門知識でしょうか? チーム連携プレイに重要な、“報・連・相”に基づいたコミュニケーション能力でしょうか? 仕事に対する積極的な取り組み姿勢でしょうか? それとも、最近技術者にも頻繁に要求される顧客目線でしょうか? 実はどれも正解です。が、上述した3点の基礎となっている最重要のベーススキルがあります。そして、このベーススキルは常に製造業の技術者は軽視、もしくはスキルの存在にさえ気が付かない場合もあります。 この極めて重要なスキルというのは、「文章作…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(7)

若手技術者は本当にチャレンジ精神がないのか(後編) 学歴・学位より成果重視を 企業の人事担当者や経営者の方、もしくは中堅以上の技術者の方々が「若手技術者は本当にチャレンジ精神がない」と感じてしまうのは、いくつかの根本原因が考えられます。 以下に主な可能性を列挙します。 1.何かをやりたいと手を上げたことに対し、やらせてみようという風土がない 2.チャレンジ精神を持つ若手技術者の見本となる技術者が中堅以上でいない 3.書類選考による、学歴や学位を重視しすぎている 4.組織体制やスローガンが頻繁に変わっている 5.若手が上層部に物言える体制がない 前回に引き続き、これらがなぜ若手技術者のチャレンジ…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(6)

若手技術者は本当にチャレンジ精神がないのか(前編) 受け皿を用意し口出しせず 上層部の緊張感が奮起促す クライアントであるお客様からよくいわれるのが、最近の若手技術者は「チャレンジ精神がなく覇気がない」「指示待ち姿勢が多い」といったことです。 技術者育成研究所のこれまでの育成経験ベースでは、チャレンジ精神がない、指示待ち姿勢が多い、という若手技術者は必ずしも多いとは考えていません。企業の人事担当者や経営者の方、もしくは中堅以上の技術者の方々がそう感じてしまうのは、いくつかの根本原因が考えられます。 しか以下に主な可能性を列挙します。 1.何かをやりたいと手を上げたことに対し、やらせてみようとい…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(5)

従来型人材育成の限界 〜継続的なフォローこそ根幹 技術者特化のシステム浸透〜 「一般的な人材育成」と聞いた時、皆様はどのようなイメージがわきますでしょうか。人材育成会社の人を呼んで、1、2日の研修を行うことでしょうか? 一般的には、短期間での研修が人材育成のイメージとして定着しているようです。技術者育成研究所は、継続的なフォローこそ、人材育成の根幹であると考えます。 その理由を説明します。例えば、研修であるべき人材の姿を学んだとします。 研修直後は、その重要性を理解し、それを実践しようと考えます。しかし、すぐにそれらの考えはどこかへ葬り去られてしまいます。理由は単純です。実業務に対して、学んだ…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(4)

若手技術者育成の盲点 〜見本となる指導者めざせ 基本姿勢は論理的思考力〜 若手技術者の育成の盲点とは何でしょうか。実は、若手技術者を現場で指導する指導者の育成です。よく指導者となる技術者の方と話をしていると、「最近の若手は根性が無い」「自分が若手の頃はもっと大変だった」という話をよくききます。しかし残念ながら指導者側のこのような発言のほとんどは何らかの脚色をされたものです。つまり、当の本人が思っているほど厳しい現実にさらされているわけではなく、若手の実力も当の本人の若いころと大差ないということです。 そのような昔話よりも若手技術者育成においての重要なのは、見本となる指導者の存在です。指導者側に…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(3)

陥りがちな人材育成方法 技術者には4つのパターン 技術者がどうしても陥りがちな人材育成方法があります。技術者の間で行われる育成方法というのは、意識しているにしても、無意識であるにしても、大きく4つのパターンに分けられます。 ◇ ◆ ◇ ・俺の背中を見て育てという「職人系」 ・スポ根フル活用で育てようとする「体育会系」 ・一挙手一投足まで細かく指示した指示書でがんじがらめにする「軍隊系」 ・育成には一切我関与せずの「放置系」 ◇ ◆ ◇ 人材育成に延々と時間をかけてもいいのであれば職人系は機能するでしょう。いくら人を叱責したとしても、相手が納得するくらいの実績に伴う圧倒的なカリスマが指導者側にあ…


製造業・世界と戦う担い手づくり エキスパート待望(2)

【本質に絞れば3点に集約 若手技術者育成のポイント】 若手技術者育成のポイントは何でしょうか。もちろん色々ありますが、本質的なものに絞っていくと以下3点に集約されます。(1)仕事が好きなことや興味のあることである(2)仕事を任せてもらえる(3)信頼できる上司・先輩の存在-。これら3つの要素が重なり合ったところに、技術者育成の本質が現れます。それぞれについて一つ一つ説明していきます。 ◇◆◇ 1.仕事が好きなことや興味のあること 人というのは自分の好きなことや興味のあることであれば、長い期間にわたってモチベーションを維持することができます。このモチベーションというのは育成という観点から極めて重要…