アズビルは、2025年3月期第2四半期決算を発表し、売上高は前年同期比5.6%増の1392億5200万円、営業利益は12.8%増の146億4000万円、純利益は8.3%減の109億4400万円の増収減益となった。
セグメント別では、BA、AA、LAの3事業で目標を達成。BA事業は売上高625億円(11.6%増)、セグメント利益は61億円(63.4%増)。大型の複数年サービス契約の更改に加え、既設建物向け分野が増加した。AA事業は、売上高516億円(0.5%減)、セグメント利益78億円(7.5%減)。FA市場の需要低迷が継続したが、部材調達難の解消による納期改善によって受注から売上までの期間の短縮や、PA市場の堅調さの維持により計画は達成した。LA事業は、売上高248億円(18.5%増)、セグメント利益259億円(3.8%増)。大型案件のあったライフサイエンスエンジニアリング分野が大きく貢献した。
エリア別では、海外売上高は348億円となり、海外売上高比率は25.1%となった。BA事業がアジア・中国で大きく伸び、AA事業はFA市場の市況低迷したが、アジア・中国でプラント向け現場機器の販売が堅調だった。
通期業績予想は、BA事業が好調なことから上方修正し、売上高は3.5%増の3010億円、営業利益は9.1%増の402億円、純利益は25.8%増の380億円とした。