安川電機、2025年2月期第2四半期決算 回復途上の半導体・電子部品、中国の低調を受けて減収減益

安川電機は、2025年2月期第2四半期決算を発表し、売上高は前年の9.5%減の2615億7300万円、営業利益は30.7%減の229億2600万円、純利益は27.1%減の180億2600万円となった。モーションコントロールを中心に減収となり、利益面も売上減少の影響を大きく受け、減収減益となった。
市場環境と概況について、自動車市場は底堅い需要があったが、半導体・電子部品向けは回復基調だがゆるやかなものとなった。製造業全般の設備投資需要は底堅く推移したが、中国需要は低調だった。
セグメント別では、モーションコントロールは、売上高1194億3800万円(15.1%減)、営業利益110億1000万円(45.5%減)。ACサーボモータ・コントローラ事業は、中国・欧州市場の低迷や、日本における半導体関連需要の回復遅延などの影響を受けた。インバータ事業は、データセンタ関連の需要やアセアン各国・インドにおけるインフラ関連需要は底堅く推移したが、在庫調整等の影響を受け販売が伸び悩み、売上収益は減少した。
ロボットは、売上高1120億8200万円(0.2%減)、営業利益は105億9600万円(18.5%減)。自動車市場は日本や欧米、インドで需要が増加したが、中国は投資控えが見られた。一般産業分野では米国や中国などで自動化需要が底堅く推移した。
システムエンジニアリングは、売上高186億1000万円(19.3%減)、営業利益18億6900万円(34.4%増)、その他は、売上高114億5200万円(10.6%減)、営業利益8億3100万円となった。
通期予想について、半導体・電子部品市場の立ち上がりのゆるやかさ、中国市場の回復の弱さを受けて、売上高は前年の3.9%減の5530億円、営業利益は3.4%減の640億円、純利益は26.3%増の640億円に下方修正した。

https://www.yaskawa.co.jp/ir/materials/br

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