
ウェザーニュースとオムロンは、新型気象IoTセンサ「ソラテナPro」を開発し、7月5日から発売する。ウェザーニュースは、同センサと同社のお天気アプリと連携したSaaS型の気象情報の活用ソリューションとして展開していく。
同センサは、気温と湿度、気圧、雨量、風向き、風速、照度の7つの要素を1分ごとに観測できる小型の気象センサ。同じ要素を観測して気象データを活用しようとしたら、これまでは複数の各要素専用の観測機器を設置する必要があり、設置場所もコストもかかってしまっていた。それに対し同センサは小型なためボルト締め付で設置でき、AC100VまたはDCから電源を取るだけでデータ収集が可能になる。
ウェザーニュースが気象IoTセンサを開発・生産できるものづくりパートナーを探していた時、オムロンに声がかかった。オムロンは商品企画と設計、生産設備の設計、工法開発などを同時並行で行うコンカレント開発を行い、気象のプロとセンサ・ものづくりのプロの共創を進めたことにより、企画スタートから約15カ月の短期間での商品化に成功した。