中外製薬、栃木県の宇都宮工場内のバイオ医薬品製造設備に500億円超の新規投資

中外製薬は、グループ会社である中外製薬工業の宇都宮工場(栃木県宇都宮市清原工業団地16-3)内に、バイオ原薬製造棟と注射剤棟を新規建設する。設備投資は500億円超。
新設するバイオ原薬製造棟(UT3)は、第I相、第II相臨床試験用を含む中期段階以降の治験薬製造、初期商用のバイオ原薬製造を担う。これにより浮間事業所内に建設中のバイオ原薬製造棟(UK4)や既存の製造棟と合わせて、臨床開発から初期商用生産まで自社一貫でバイオ原薬を生産する基盤を強化する。またUT3では従来のバッチ式の生産方式に加えて、灌流培養の導入など連続生産機能も実装し、次世代のバイオ医薬品工場の実現に向けた取り組みを推進する。
新規注射剤棟(UTA)は初期商用の無菌注射剤製造を担い、新たな製剤技術を導入して独自の抗体エンジニアリング技術を適用した複雑な構造を持つ抗体の製剤化に対応する。ロボティクスを活用して多様な剤型に対応した多品種少量生産を可能とし、高度な自動運転・デジタル技術の活用により生産性を大幅に向上したスマートファクトリーの実現を目指す。
バイオ原薬製造棟(UT3)の総投資額は374億円。2024年1月に着工し、竣工は2026年5月。2026年10月の稼働開始を予定している。敷地面積は12万1573平方メートルで、建屋は免震4階建で、建築面積3206平方メートル、延床面積は9791平方メートル。
注射剤棟(UTA)は、総投資額は190億円。2024年1月に着工し、竣工2025年11月。2026年3月の稼働開始を予定している。建屋は免震3階建で、建築面積は2589平方メートル、延床面積は7682平方メートル。

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20230530170001_1301.html?year=2023&category=

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