FA主要各社2023年3月期決算 IDEC、売上高838億円で過去最高を更新 営業利益率も16.8%まで上昇

IDECの2023年3月期連結決算は、売上高は前年度比18.5%増の838億6900万円、営業利益は45.4%増の140億6000万円、純利益は28.5%増の101億4400万円の大幅な増収増益となった。HMI事業や安全防爆事業を中心に国内外で伸長して売上高は2期連続で過去最高を更新し、増収効果やオウンド、円安影響などで営業利益が44億円増加し、営業利益率も16.8%まで拡大した。
製品別売上では、HMI事業(スイッチ事業)は15.8%増の357億6000万円で、設備投資需要の拡大によってグローバル全体で伸長。インダストリアルコンポーネンツ事業は13.6%増の154億7600万円で、米州と中国で制御用リレーの売上が増加。オートメーション&センシング事業は22%増の103億2700万円で、日本と米州、EMEAでPLC需要が堅調に推移。安全・防爆事業は28.1%増の162億8200万円で、日本や中国を中心に需要が大幅に拡大。システムは29.5%増の48億4800万円で、日本で半導体や物流関連設備で制御盤の売上増加があった。
仕向地別では、国内は11.7%増の309億400万円。半導体や自動車、工作機械、ロボット等で需要が堅調。海外は23.7%増の493億4900万円で、うち米州は156億7200万円(35.9%増)、EMEAは134億6600万円(14.6%増)、アジア・パシフィックは202億1000万円(21.7%増)となり、全体のうち海外売上構成費は56.3%となった。
2024年3月期の業績予想は、売上高は3.4%減の810億円、営業利益は1.9%減の138億円、純利益は6.4%減の95億円。流通在庫や為替の影響により減収減益予想だが、近年の重要指標としている営業利益率は、⽣産改革やDXをグローバルで推進することで17%の前期比増を見込んでいる。
また、事業好調により2025年3月期までの中期経営計画で掲げていた売上高、営業利益、営業利益率等を達成したことにともなって目標数値を修正し、2025年3月期に売上高850億円以上、営業利益153億円以上、営業利益率18%以上へと上方修正した。

https://jp.idec.com/about-IDEC/ir/library/summary

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