【各社トップが語る2019】大阪自動電機、変化に対応できる体制確立

代表取締役社長 与田 彰

2019年3月期の売り上げは、前期比10%増で取り組んでいるが、達成の見通しが立っている。

当社の主力製品であるフットスイッチは、工作機械の旺盛な需要を追い風に売り上げが伸長しており、また、医療機器も下期に需要が増える傾向にあることから、売り上げ増が見込める。

このため生産の方もフル回転で取り組んでいるものの、非常にタイトな納期状況が続いている。

ただ、フットスイッチの材料価格が値上がりしていることに加え、フットスイッチに内蔵しているマイクロスイッチの生産を中止するメーカーが増えていることによるコスト上昇が著しく、製造コストと利益を圧迫している。

一方、安全対策用のテープスイッチやマットスイッチ、バンパースイッチも、生産の自動化進展もあり、需要が拡大している。協働ロボットの増加するなかで、安全センサとして使用するテープスイッチやマットスイッチも機能が向上していることで、簡易な安全対策用としてのニーズが高まっていることが大きい。

また、物流用途ではマットスイッチを使用することで、危険エリアを含めたポカミスによる事故を防止する二重の安全対策用としての需要も増えている。

カタログ掲載以外の製品でもユーザーニーズに応えた開発を行っており成果も出てきている。

今後も時代の変化に対応できる社内体制づくりにも取り組んでいく。社員の認識を共有しながら種を蒔き、成果が出るように取り組んでいきたい。

販売額が増えているネット販売では、B to Cで売れる製品も検討するとともに、海外でのブランド力浸透への取り組みを強めていきたいと考えている。

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