【各社トップが語る2020】東洋電機「働き甲斐ある職場づくり」松尾昇光 代表取締役 社長執行役員

2020年1月8日

東洋電機 松尾昇光 代表取締役 社長執行役員

 

昨年の日本経済は緩やかな回復基調が継続した一方、米中貿易摩擦の長期化や中国経済の減速などを受け、製造業では景況感は悪化した。

2020年3月期の連結売上高は前期比0.6%増の90億8400万円、営業利益は同172.8%増の2億1500万円、純利益は同43.9%増の1億9200万円の増収増益を予定。国内外の成長市場、新規のお客様の発掘による売上拡大や、売上総利益を意識した経営戦略による利益確保に注力。上期は前年同期に比べ増収となり、利益面では前年同期の赤字から黒字転換となった。

製品別では、防災対応やIT関連の大量のデータ保存の需要が拡大し、データセンタ向け変圧器が好調に推移した。ネット通販の活況による宅配業界向けの需要拡大により物流市場向け搬送制御システムも好調。一方、安全装置への投資が一段落したことにより安全装置向けセンサ(レーザーセーフ)が低調に終わった。

20年の日本経済は、内需が力強さに欠け、全体としては弱含みで、先行きも大幅な改善は見込めないと思う。また、設備投資は横ばいで推移すると見ている。

当社としては、昨年に引続き、売上総利益を意識した経営戦略により収益性の向上を図る。海外グループ会社とグローバルに対応した製品開発を進め、海外売上の拡大を目指す。

新製品として、リニューアルした新型乾式変圧器、AGVへのデータ伝送等に対応した近距離広域タイプの空間光伝送装置などを投入する予定で、展示会にも出展する。当社を取り巻く環境は厳しいと予想されるなか、収益力を改善していく。

創業から掲げている「働き甲斐ある職場づくり」を実現するため、20年は「働き方改革」を推進する。変わる・変えることに憶病にならず「妥協なき挑戦」を発信し、時間当たりの生産性向上を加速させ、収益力の向上を図る。

 

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