中小製造業 の検索結果

【提言】テレワーク温度差・中小製造業のガバナンス【コロナ禍が教える日本ものづくり課題】(その2)〜日本の製造業再起動に向けて(65)

今月(7月)に富士通が、基本、在宅テレワークを行うと公表した衝撃的なニュースをご記憶の方も多いと思われる。コロナ対策として始まったテレワークが、たった数カ月で『新たなる働き方』として大企業の指針となった事は、労働環境の大変化を予感させる重大ニュースである。 富士通は、テレワークなど働く場所の自由選択により2022年末までにオフィスを半減するとしている。富士通社員にとって労働聖地の半分が消滅するのである。戦後70年以上に渡って続いた企業像とは、事務所や工場を職場とし、社員一人一人が自分の会社に居場所を持つことで社員として自覚し、企業村の一員として集団活動に携わってきた事である。 テレワークや在宅…


中古ロボット最新事情 改修・再利用の時代へ、中小製造業などで高需要

自動車に中古車があるように、パソコンやコピー機などOA機器、工作機械や半導体製造装置といった産業機械でも中古市場はにぎわっている。特にメーカーが買い取って品質をチェックし、改修して再販売されるリビルド品は価値が高く人気があり、国内の中小製造業や新興国などで重宝されている。 そうした中古市場がロボットでもはじまっている。   メーカー、ロボSIら専門家が推進 ロボットメーカーで先行しているのはABB。ロボットを買い取り、改修して再生するリマニュファクチャリング施設をチェコのオストラバを中心として、米国・オーバーンヒルズ、中国・上海、ブラジル、メキシコ、ドイツ、ベトナムに設けている。25…


【提言】「ドイツの凋落」崩れ落ちるグローバル主義 コロナ終息後の日本の中小製造業〜日本の製造業再起動に向けて(61)

誰も想像しなかった大惨事「コロナショック」が世界を激震させている。先の見えない状況に人々はおびえ、株は暴落し、実態経済も大惨事に陥っている。 皆さんは、最近はやっている『ロックダウン・パラドックス』という言葉をご存じだろうか? コロナ対策で、入国制限や都市封鎖が全世界で実施されているが、これをロックダウン(閉鎖)という。パラドックスとは「正しいが正しくない」といった意味である。「コロナ対策で閉鎖は正しい。経済崩壊を起こすので閉鎖は正しくない!」そんな意味あいで『ロックダウン・パラドックス』という言葉が使われている。 中国では、武漢ロックダウンが「功を奏している」と報道される一方で、欧米では急速…


【提言】コロナ蔓延! 中国工場のカタストロフィで中小製造業復活の転機『ロボファクトリー』の必然性〜日本の製造業再起動に向けて(60)

『カタストロフィ(catastrophe)』とは、時として『大惨事』と訳されるが、突然のキッカケから修復不能の事態に発展した大災難を意味し、『破壊』を表現する言葉である。中国発の新型ウイルスの蔓延は、深刻な脅威として世界中に感染が広がっている。 人から人への猛烈な感染力によって、世界的パンデミック(感染爆発)となる不安が人々を恐怖に陥れているが、新型ウイルスの殺傷力には限界があり、人類滅亡というカタストロフィ(大惨事)を危惧する人はいない。 しかし、ビジネス視点では、カタストロフィを意識せざるを得ない側面がある。具体的には、日本企業の中国現地工場が、カタストロフィとなる可能性を否定できない。特…


【提言】中小製造業の後継者問題と生き残り 事業承継とRPA(ソフトロボット)〜日本の製造業再起動に向けて(59)

今回は『中小製造業の生き残り』をテーマとして、『事業承継』と『RPA(ソフトロボット)』という全く違う2つのキーワードにスポットライトを当て、中小製造業の課題について論じたい。 はじめに、世間で話題となっている中小製造業の『後継者問題』を取り上げたい。皆さんはよくご存じと思うが、中小製造業を支援する補助金の一つに『事業承継補助金』がある。事業継承補助金は今年度も閣議決定により補正予算に組み込まれ、50億円規模の補助金交付が継続的に実行される見通しである。 事業承継補助金については、一部でバラマキとの悪評も聞こえてくるが、誕生の原点を探ってみると、3年前の2017年9月に中小企業庁の公表した試算…


【新春 特別寄稿】2020年の中小製造業の展望、スマイルカーブが教える「未来の先取り戦略」

株式会社アルファTKG 社長 高木俊郎   皆さん、あけましておめでとうございます。 年頭にあたり、「2020年の中小製造業の展望」をテーマに、今年の中小製造業の戦略について論じたいと思う。 東京オリンピック開催の年である2020年の中小製造業にとって重要なキーワードは『未来の先取り戦略』であり、『守りは衰退…変化こそが勝ち組へのパスポート』である。未来を先取る攻撃的な経営戦略が求められる年となるだろう。 はじめに、中小製造業を取り巻く国際環境を眺めると、数十年に一度の『歴史的な節目の時がやってきた』と断言することができる。国際社会で起きている『グローバル経済の後退』という大きな潮目…


アルファTKG 東京都経営革新賞「優秀賞」、中小製造業のIoT化推進

アルファTKG(東京都中央区)は「2019年度東京都経営革新賞」で、「優秀賞」を受賞した。 受賞理由は、「ビッグデータ解析システム開発とスマ-ト工場化支援サービス提供」で、同社が取り組む「中小製造業のための、実践型『ボトムアップIoT』」が評価された。 これは、工場内で収集したデータを解析・紐づけすることで、スマート工場化を支援する計画で、精密板金事業者を中心に顧客の現状を重視したソリューションを提供することで、顧客との関係性を構築している。すでに約100社に導入し、短期間で業績を向上させた実績を残している。 同社は創業当初から中小製造業のテクニカルパートナーとして先導的な取り組みを行い、課題…


【提言】製造業リセッション(景気後退) 「日本の中小製造業を取り巻く環境と対策」〜日本の製造業再起動に向けて(57)

直近の機械受注が大幅な落ち込みを示している。驚くことに、落ち込み幅はリーマンショックに匹敵、またはそれを超える状況である。工作機械を始め、小型プレスやレーザ加工機など、大惨事といえるほどの急落に見舞われている。今年の春先まで順風満帆であった機械業界は、いきなり暴風雨圏内に突入した。 不思議なことに、業界を震撼する受注減に見舞われている各機械メーカーは、意外なほど冷静である。その理由は、蓄積された膨大な受注残に加え、リーマンショックの時に体験した『急速な為替変動』が起きていないためである。現在の円ドル相場が比較的安定しており、現状のところ、急速な円高による輸出減や為替差損におびえる必要がないのが…


中小製造業向け「取引価値向上セミナー」10月29日開催 “会社の10年後を考えたことがありますか?”

国内市場が競争激化の一途をたどる中、海外への販路拡大や異業種への展開、試作品分野への取り組みなど、10年後の会社の未来を左右する「取引価値」を向上させることが喫緊の課題となっている。 そこで中小企業庁では、製造業を対象とした「取引価値向上セミナー」を10月29日(火)、経済産業省(本館地下2階講堂)で開催する。取引単価の向上を目指し、海外進出を図る企業向けのイベントとなっている。 セミナーでは、フランスで日系企業の販路開拓を支援している人気コンサルタント、ピエール・チュビ氏による基調講演や、NCネットワーク内原社長による海外展開についての講演、実際に国内よりも海外で利益を上げている中小製造業の…


日本政策金融公庫「中小製造業設備投資動向調査」前年度比微減 2兆6709億円

日本政策金融公庫は、中小製造業の設備投資動向調査の結果を発表した。 2019年度の国内設備投資額の当初計画では、18年度実績に比べて4.9%減の2兆6709億円と見込んでいるが、18年度当初予想に比べると5.7%増の予想となっており、下期以降の景気回復次第で盛り返す可能性もある。   18年度好調の材料・素材、機械 調査は毎年行われているもので、今回が120回目となる。従業員20人以上300人未満の中小製造業に対してアンケート調査を行い、1万294社から回答を得た。 18年度の国内設備投資額の実績は、17年度に比べて7.1%増の2兆8090億円。全17業種中11業種で増加となった。 …