カナデン、2025年3月期第3四半期決算 FAシステムは増収減益　産業システム分野が好調

カナデンは、2025年3月期第3四半期決算を発表し、売上高は794億円（前年同期比1.2%減）、営業利益は20億2400万円（22.1%減）、純利益は18億2800円（5.9%減）となった。情通・デバイス事業が電子医療装置の大口案件の剥落により減収、FA分野は在庫調整の影響を受けて苦戦した。
セグメント別では、FAシステム事業は、売上高335億3700万円、経常利益14億9700万円の増収減益。中国経済の成長鈍化による需要減や在庫調整の影響もあり、コントローラシステムや駆動制御機器。産業メカトロニクス分野は、レーザ加工機の案件が少なく低調。産業システム分野は、船舶用の電機品の大口案件や工場設備向けの計装システムが好調に推移した。
通期業績見通しに変更はなく、売上高は1220億円（4.9%増）、営業利益は50億5000万円（11.1%増）、純利益は36億円（3.6%増）としている。

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