戸上電機製作所の2024年3月期決算は、売上高267億3100万円（前年比7.8%増）、営業利益27億200万円（53.4%増）、純利益は20億9500万円（46.2%増）の増収増益となった。電磁開閉器や電力会社向け配電自動化用子局の売上は減少したものの、配電用自動開閉器や配電盤及びシステム機器の需要が好調に推移した。
セグメント別売上高は、産業用配電機器事業は220億1900万円（8.8％増）。うち電子制御器全体は59億7300万円（8.4％減）、配電用自動開閉器は121億9300万円（15.8％増）。配電盤及びシステム機器は38億5200万円（20.7％増）となった。プラスチック成形加工事業は、コロナ禍で停滞していた自動車業界の需要が回復傾向に転じて29億9200万円（5.7％増）、金属加工事業は産業用機械の需要が回復傾向に転じて16億5900万円（1.6％増）となった。
2024年度業績見通しは、売上高268億円（0.3%増）、営業利益25億円（7.5%減）、純利益18億5000万円（11.7%減）を見込んでいる。
