三菱電機、リニア搬送システムに参入 新製品を2024年中に発売予定

三菱電機は、国際ロボット展でリニア搬送システムとなる「リニアトラックシステム」を参考出品し、2024年中に製品化して発売しリニア搬送システム市場に参入すると発表した。
リニア搬送システムは、歩く歩道のようにコンベア上にあるワークすべてを一定速度・一定方向へ搬送する従来のコンベア搬送に対し、人や荷物を乗せて駅間を高速移動する新幹線のように、ワークを乗せたそれぞれのキャリアがレールの上を磁力で高速移動して搬送する次世代搬送システム。直線と曲線を組み合わせ、分岐など自在にルート設計ができ、キャリアも個別に位置決めや速度、移動方向を柔軟に変更可能。またキャリアは剛性が高く、ワークをキャリアから作業エリアに移設することなく直接キャリア上で作業できるので、装置の省スペース化やタクトタイム短縮を実現する。
参考出品されたリニアトラックシステムは、搬送速度は最大毎秒4m、レール最大長は18mまで。キャリアの可搬重量は3kgと10kgの2種類を用意。既存のリニア搬送システムの基本的な機能・特長を満たした上で、さらレールとキャリアの接触部となるガイド機構は金属製の新しい直曲メカニカル機構を採用して長寿命化を実現。給脂オプションで転動面に潤滑油を供給してメンテナンス頻度を減らすことができる。
また専用の設定ツールでレール形状を簡単に設定でき、3Dシミュレータ「MELSOFT Gemini」とも連携し、設備ラインの設計や動作の事前検証もできるようになっている。
当然のことながら三菱電機製のPLCやサーボとの親和性は高く、シーケンサへのCPUユニットの追加等で連携しやすくなっており、サポート・サービス体制も全国規模で提供し、製品講習会や実機据付・サポート、メンテナンスサービスも計画している。

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