【各社トップが語る2019】日本モレックス、ITとOTの融合提案

シニアマネージャー ビジネスデヴェロップメントアジア インダストリアル オートメーション 吉田 憲司

当社の製品は大きく分けて、ロボットメーカー向けを中心に販売しているネットワークのソフトウエアスタックやカード、PLCの下につながるネットワークIO、及びハードウェアIO、それにケーブルとコネクタになっている。

2018年12月期のモレックスグループ全体の売り上げは前年フラットであったが、日本は後半ブレーキがかかったものの、約10%増加し、欧州と並んで伸ばしている。

いまフィールドバスの流れがシリアルからイーサネットに変化してきていることから、今後拡大していかなくてはいけないのが、ネットワークIOやネットワークに関連したセキュリティ&セーフティ機器である。

当社の主なターゲット市場は、自動車、ロボット、工作機械のほか、食品、物流などとなっている。

インダストリー4.0やサイバーフィジック、IoT、IEのトレンドの中で、装置メーカーは独自のノウハウや技術を使ってマーケットトレンドに対応して行こうとしている。エンドユーザーが短期間でコストパフォーマンスの良い装置を求めようとしていることに対し、当社は特にグローバルに展開している装置メーカーのお手伝いをさせてもらうことに重点を置いている。

19年は、ITとOTを融合したソリューションを打ち立てる。「モレックスインダストリー オートメーション ソリューション4.0」と名付けたプロジェクトで、今年はエッジコンピュータやエッジゲートウェイ、エッジデバイスなどを市場に提示し、21年頃にはチップ化したIoTデバイスとして生産を進めていく計画だ。

この構想は10年前からあったが、いまが一番良いタイミングとして、今年4月から全世界同時に発売する。1月からこのサポート体制への教育を始める。こうした施策の展開で売り上げ50%増を目指したい。

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