【各社トップが語る2019】東洋技研、納期と品質への取組継続

代表取締役社長 花岡 孝

2018年10月期の売り上げは前年度比10%弱増の約58億円となって過去最高を更新することができた。端子台をはじめ、製品全般に伸長している。

18年8月、本社敷地内に面積1200平方メートルの新プレス棟が完成した。従来のプレス棟の約3倍の広さがあり、今まで狭いため置くことができなかった成型機やプレス機を、新たに合計6台を順次導入していく予定である。これにより生産能力が約10%アップすることから、納期対応力もさらに向上すると思う。

メーカーとして、納期遅れや品質不良を起こすことは、お客さまに一番迷惑をかけることになる。こうした事態が起こらないような生産、販売体制を構築していくことが当社の基本姿勢で、これからもこの取り組みを進めていく。

また、いままで営業所ごとに製品在庫を置いていたが、物流網の整備が進んでいることから、在庫をすべて本社で管理する方法へ順次移行している。これにより、営業所は在庫管理業務がなくなることで営業に専念した活動ができ、営業面へのプラス効果が見込める。

産業界全般に人手不足が聞かれるなかで、端子台の配線作業を省力化できるスプリングロック式製品の充実を進めている。スプリングロック式は接続信頼性への評価も向上していることから、18年秋には「VTXシリーズ」の500V17.5Aタイプを発売した。今後、順次バリエーションを増やし、800V24A/32Aといった高圧・高電流タイプのシリーズ化を進めていく予定である。

さらに、製品総合カタログを全面改訂した。顧客がいつでも「紙」でも見られるようにしている。

19年10月期は前年度比5%増の売上高61億円を目指し、過去最高を継続更新したい。引き続き、日本の端子台メーカーとして国内でのものづくりを進めていく。

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