外装にステンレス採用 小型・軽量の全天候型CCDカラーカメラ横河が第1弾・旋回型

横河電機は、プラントの設備や敷地内の監視に利用する全天候型CCDカラーカメラの新シリーズ「FIELDEYE(フィールドアイ)II」を開発し、第1弾の非防爆旋回型の「FC33U」=写真=を4月26日から販売開始した。価格は110万円からで、2013年度400台、14年度800台、15年度1000台の販売を計画。新シリーズは、従来の「FIELDEYE」がアルミの外装であるのに対し、強度、耐食性に優れたSUS316Lステンレスを外装に採用した。ステンレスの比重はアルミの約3倍であるが、内部構造を見直し実装密度を上げて外装の容積を小さくし、また、外装をステンレスの鋳物として厚みを抑えたことで、大幅な小型・軽量化を実現した。

発売した非防爆旋回型は、他社同等機種と比較して最高クラスの小型ボディと、ステンレス製としては極めて軽量なため、設置できる場所が広がり取り付け作業も容易になる。

さらに、撮像の心臓部となるカメラ部分に、標準仕様で最低被写体照度0・5ルクスの高感度、光学36倍・デジタル20倍の高倍率ズーム、水平解像度650TV
line(テレビ本)の性能を持つカメラユニットを採用している。これにより、プラント監視用カメラとしては最高クラスの性能を発揮できる。

「FIELDEYE」は、同社のモーション制御技術と防爆設計技術を生かして開発したプラント用監視カメラで、防水・防塵構造となっており、結露を除去するデフロスター、凍結を防ぐヒーター、水滴や汚れを除去するワイパー(オプション)を備え天候にかかわらず使用できる。映像データは、同軸ケーブルで映像と制御信号を多重伝送する同軸多重通信に加え、ビデオサーバを利用することによりEthernetによる伝送が可能。

主な市場と用途は、石油、石油化学、化学、紙パルプ、薬品、食品、鉄鋼などのプラントにおける設備の監視および設備の内部状況の監視。

製造は横河電子機器が、販売は横河ソリューションサービスと各国・各地域の同社子会社、代理店が行う。

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