12年は緩やかに回復 5%増の215兆円電子部品・デバイスの増加期待

電子情報技術産業協会(JEITA)がまとめた「電子情報産業の世界生産見通し」によると、11年は通信機器が5%、コンピュータ及び端末が2%伸びるものの、AV機器が8%、電子部品・デバイスが5%それぞれ減少する見込み。12年は通信機器とコンピュータ及び端末が各8%伸びるほか、ITソリューションサービスも6%伸びる。

このうち日系企業は、11年の40・6兆円(前年度比5%減)から41・3兆円へ2%伸びるものの、シェアは19%と1ポイント減少する。

また、電子情報産業のうち電子工業(電子機器、電子部品・デバイス)の世界生産は、11年が需要減や価格下落、震災の影響などから149・6兆円で同1%減の見込みで、12年は156・6兆円と同5%増になる見通し。うち、日系企業の生産額は11年が35・6兆円で同6%減となる見込みで、12年は36・1兆円と同1%の増加になる見通し。日系企業のシェアも23%と1ポイント下がる。

11年の電子機器の製品別生産額は、AV機器7・9兆円、通信機器3・2兆円、コンピュータ及び端末8・1兆円、電子部品・デバイス13・8兆円、その他電子機器2・7兆円となっている。

日系企業の海外生産の伸びは、11年が同3%減、12年が同3%増と国内生産を上回っており、海外生産比率も62%と生産構造が海外にシフトしている。特に電子機器の海外生産比率は、09年の69%から12年は73%と4ポイント上昇している。

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