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15年度のFAシステム事業三菱6000億円目指す野中専務「日韓中で売上の80%」

三菱電機は、FAシステム事業で2015年度までに売上高6000億円を目指す。売り上げの半分を海外事業で行い、とくに中国、インド、アセアン地域、ブラジルを重点地域として、パートナー戦略と、現地での生産や販売体制を拡充し、ソリューション力を強化していく。

同社のFAシステム事業の売り上げは11年度で約4800億円を見込んでおり、このうち国内は全体の55%を占める。これを15年度までに25%増加させる。国内売り上げを2640億円から3000億円へ、海外を2160億円から3000億円に拡大していく計画。中でも中国は11年度の600億円から15年度には1000億円を目指すほか、インド150億円、アセアン170億円、ブラジル50億円に増やして、「FA事業では日本と韓国が現在No.1であるが、これをアジアでNo.1の地位を獲得する。日本、韓国、中国でFA事業全体売り上げの80%を行いたい」(野中秀恭専務執行役FAシステム事業本部長)。

同社のFAシステム事業は、業界トップのPLCをはじめ、サーボモータ、インバータ、表示器、配電制御機器などの機器事業と、放電加工機、レーザー加工機、NCなど機械事業が中核となっている。

これらの製品では、円高対応や現地での急速な需要拡大など市場環境が大きく変化している。コンポーネント販売から、システムやソフトにシフトしていることから、トータルでのソリューション提供へスピードを上げて展開していくことが求められている。
パートナー増やす

「パートナーを増やし、消費地での生産を拡大することが重要」(野中専務執行役)として、センサーやフィールド機器でコグネックス、ジック、オプテックス・エフエー、エニイワイヤ、ソフトウェアで日本電脳、ウインドリバー、アイコニクス、アドロイトなどと資本参加や協業をしている。

現地生産も、中国・大連で12年2月からシーケンサ「MELSEC―Lシリーズ」を年産20万台、表示器「GOT1000シリーズ」を同4月から同5万台で開始するほか、今月から中国・常熟でサーボモータとNCの生産を始める。

また、中国・廈門市に低圧制御機器の会社を来年5月に設立し、同10月から生産を予定している。

インドでは、受配電事業の先行を見込み、販売代理店を現在の6社から12年に20社まで増やし、人員も32人から同400人に増員する。

アセアンでは、シンガポールの地域統括本社を中心にして、スマートメーターの生産拠点をインドネシアに計画しているほか、モータや電力量計を生産しているタイでもスマートメーターの生産を新たに始める。

一方、ブラジルでは販売店を10社に倍増するなど販売体制を整備しており、需要拡大に応じて現地生産も検討を始めている。

これと並行して、M&A・提携推進チームを設置し、事業戦略に基づいた提携の円滑な推進も行っており、「今年度中に7件の実績を上げている」(野中専務執行役)という。

また、グローバルWebサイトを12年春に開設して、現在国別に23あるFAサイトを統一化し、全世界同時に製品情報などを提供していく。

さらにSAPをコアにしたFAグローバルSCMシステムを来年春から稼働させ、スムーズな製品供給体制も確立する。

野中専務執行役は、「日・欧・米のグローバルトップ3市場は、FA機器で北米市場が減少気味であり、今後は新興市場で覇権をかけた争いになる。これに備えた取り組みが重要」としてい
る。

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