- 2022年7月29日
令和の販売員心得 黒川想介 (74)
アメリカ映画の西部劇が全盛の時代によく出てくるシーンがある。騎兵隊マーチが流れ、隊列を組んで前進する隊が隊長の号令で一斉に止まる。この先の地形はどうなっているのか、敵対するインディアンが待ち伏せしていないか等を探らせるために一、二名の隊員を選んで斥候 […]
アメリカ映画の西部劇が全盛の時代によく出てくるシーンがある。騎兵隊マーチが流れ、隊列を組んで前進する隊が隊長の号令で一斉に止まる。この先の地形はどうなっているのか、敵対するインディアンが待ち伏せしていないか等を探らせるために一、二名の隊員を選んで斥候 […]
オートメーション新聞2022年6月1日号(ものづくり.jp株式会社)では、FA・制御機器業界の2021年度市況のまとめを掲載しています。FA機器メーカー、商社ともに好業績だったということは、当たり前ですがFA業界も非常に好調で、過去最高出荷金額だった […]
最後の近代戦争と言われたのは日露戦争である。火器は発達していたが機動力はまだ機械化されていない騎兵の時代であった。戦場では歩兵・騎兵・砲兵・工兵の兵種で構成された軍が活躍した。営業戦線を見ると平成がは始まった頃の機器部品のマーケットには近代戦の兵種と […]
営業には二ツの基本的活動がある。 一ツは扱い商品を売るセリング活動である。もう一ツはマーケット情報を扱うマーケティング活動である。 19世紀に入りナポレオンが登場した。それまでの戦争はある一定の制限がかかった戦争であった。まだ司令官が全軍を把握できる […]
人間社会は様々な利害関係で成り立っている。高校や大学のような学園生活に終止符を打って稼ぐ生活が始まる。現場に慣れて、仕事を覚えることに無我夢中の時が過ぎる。少し余裕のできる五月頃にかかるのが新入社員の五月病である。なんとなく会社に行きたくない五月病の […]
劇的に変わるほどの大革命があれば立ち止まってこれから先どうしようと思案する。明治維新や敗戦後の世の中はまさにこの大革命であった。このような大革命ではそれまでやってきた経験が役に立つことは少なくて、いらない物事が多い。敗戦後はこの先どうしようと一時思案 […]
経済活動は需要と供給のバランスを保ちながら動いていくものであるが経済の規模はその時代の技術によって規定される。つまりその時代の技術が需要のパイを大にし、技術が停滞すれば需要は飽和する。その時点で供給側が生産効率を上げて、コストを下げても需要は増えない […]
営業の目的は端的に言えば売上を確保することである。国内GDPが伸びている時に売上額が前年並みであれば相対的には減少していることと同じだ。周囲の給料が伸びても自分の給料は横這いということになる。売上目標額を前年比で高めに設定流するのは給料を上げたいと言 […]
「戦争論」の著者のクラウゼヴィッツは戦争というものは机上で幾らシミュレーションしても現実の戦場に立てばまったく別物になると言う。戦場につきものの数々の困難が多発し偶然という現像を重なって思いも寄らない事が次々と起きるだと言う。そしてこの妨害的要素とな […]
令和時代の営業事情を読み解く時に参考になるのがクラウゼヴィッツの「戦争論」である。これまでに戦場で起こる危険と兵士の肉体的苦難を対比して、令和の営業現場で起こる不安や精神的ストレスに関して考察してきた。 今回は情報に関することである。戦争下において情 […]
年の初めや期の始めには改まった気持ちになる。日本は年代表記に元号を持つ国である。元号の変わり目には一区切りの時代感覚が持てるので、新しいことをするきっかけになる。製造業の間で平成の終盤からバズっていたインダストリ4.0やIoT化だが、令和を契機に現場 […]
人は誰でも心身ともに健康でいられるように願っている。身体には気を使って不調をさとったらすぐ対応するが、精神的不調にはそれほど敏感ではなく、予防処置は後回しになる。精神的不調はストレスと関係することが知られている。それでストレスは一般的に悪者扱いをされ […]
ものづくり.jp株式会社は、オートメーション新聞2021年11月10日号を発行しました。FAメーカー各社の2021年度上期の業績発表から見るFA市場の現状や、制御盤設計・製造における効率化事例として、配線設計ソフトと電線加工機の連携による自動化を取り […]
脳科学によれば人間の脳にはミラーニューロンという神経細胞がある。ミラーは鏡であるし、ニューロンは脳の神経細胞である。ミラーニューロンは他者をまねて学習する脳の領域であり更に他者の態度や表情等の情報によってどう感じているかを理解する領域だと言う。 &n […]
営業を2〜3年経験しているが同期と比べて、上達しないと悩み、周囲にも営業に向いていないかなと思われている販売員がいる。一方では2〜3年の経験で顧客の対応が良く、周囲には営業向きだと思われている販売員がいる。前者は営業に不向きで後者は営業向きだとは一概 […]
商品やサービス伝えるよりも 顧客を理解する鍛錬が必要だ 何気ない会話からおもしろい事を思いついたり、アイディアが生まれたりする事がある。その様な事はまったく頭の片隅にもないのに突然思いついたり、アイディアが生まれたりするのではない。普段から考えている […]
物事を成す時にPLAN・DO・SEEを回すという言葉をよく聞く。まず計画を立てる。そして実行し、その結果を検討するというやり方である。販売店や営業部門が計画を立てる時に①顧客や市場の情報を収集して、分析検討を行う。②それを基にして計画を立てる。③計画 […]
墓売りのウィーリーゲールは苦労の末に全米で屈指の販売員になった。その苦闘の経験を体系的にまとめて小冊子にした。その小冊子が日本語に訳されて紹介されたのはちょうど日本の産業が立ち上がろうとしていた60年代であった。墓売りとというきつい販売の初回アプロー […]
ものづくり.jp株式会社は、オートメーション新聞2021年10月6号を発行しました。 今週号の読みどころ ロボットをもっと導入しやすく、仕事がしやすい環境を作ろうという活動「ロボットフレンドリー」が、国とロボットユーザー、ロボットSIerの間で進んで […]
拙速という言葉がある。できはいまいちの案でもすぐ動くという意味だ。一般的に使用される同類語に即断即決や朝令暮改がある。あまり考えないですぐ決めて、すぐやるとか朝に決めた事を夕には変更するという事であって思虜の足りないさまの表現に使う事が割り合いに多い […]