根本隆吉 の検索結果

基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (27)

中国工場での品質管理の進め方 ~不良品を流出させない仕組みを作る~① 徹底した基本管理で不良発生防ぐ   中国工場での品質改善の順序 第25回の記事の中で、中国工場改善の順序は工場のレベルによって決まると書きました。 本来は工程の作り込みで不良の発生をなくすことが本筋であり求められることですが、中国工場では必ずしもそうではないのです。 日系も含め多くの中国工場の品質が悪いと言われる要因は、工場での管理や工程での品質の作り込みが不十分で不良を発生させていることにあります。一方で、その不良品を工場内で見つけ取り除くことができず顧客に渡ってしまっている、流出してしまっていることが2次的な要…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (26)

中国工場での品質管理の進め方 ~品質管理3つの歯車~④ 独特な要因の深掘りが必要 中国工場で品質改善を進めるときのポイント ①中国要因を加味する ここに示した品質課題解決の手順は、みなさん見慣れたフロー図だと思います。基本的な手順は、日本でも中国でも同じです。ただ、中国で行う場合は、中国要因を加味することを忘れてはいけません。手順個々において中国独特の要因を加味しなければなりません。そしてその要因を深堀していくことが必要です。 ②問題の把握 改善は自社工場の問題点を把握することが出発点となるのですが、問題点やその本質を正しくつかんでいないことが多々あります。中国人スタッフだけでなく日本人駐在員…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (25)

中国工場での品質管理の進め方 ~品質管理3つの歯車~③ 教育の充実で管理レベル向上を   中国工場のABC 中国工場の管理/品質管理をかみ砕いて言うと、これになります。 これはちょっとした語呂合わせですが、中国工場はこれがすべてと言っても過言ではありません。 A-当たり前のことを B-バカみたいに C-ちゃんとやる 要するに当たり前のことがちゃんとできていればそうそう問題は起きないわけです。その当たり前のことをバカみたいに愚直にやる、これが大事なのです。この当たり前のことができていないのが中国工場の現実です。 みなさんもこのABCを頭に入れて、自社工場を見直してみてください。 &nb…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (24)

中国工場での品質管理の進め方 ~品質管理3つの歯車~② 教育の充実で管理レベル向上を この3つの歯車という見方をしたときに、多くの工場でどこかの段階に問題を抱えていますが、日系中国工場と中国企業の工場とでは問題の段階が違います。 中国企業の工場では、第1の歯車に大きな問題を抱えていることが多いと言えます。まず工場トップの考え方や姿勢が問題となります。設備や材料の問題、そして、工場の仕組みやルールに大きな欠陥があるなど第1の歯車の段階の整備が十分でないのが中国企業の工場です。 ですから、中国企業の工場を指導する場合は、第1の歯車をちゃんと整備することから始めることになります。   一方…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (23)

中国工場での品質管理の進め方 ~品質管理3つの歯車~① 教育された管理者の存在がカギ 中国工場での品質管理の進め方 一、中国工場品質管理3つの歯車 品質管理に関しては、いろいろな考え方や進め方があると思いますが、ここでは3つの歯車を例えとして考えることにします。 歯車にはそれぞれ役割・機能があり、おのおのの歯車がその持っている役割を果たすこと、つまり自分の歯車を回すことによって動力を次の歯車に伝え回します。そして、次の歯車も自分が回ることによって、さらに先の歯車を回すようにします。このように歯車がかみあって進み、全体を回すというイメージです。   ①第1の歯車 第1の歯車に求められる…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (22)

品質管理-中国工場の品質がよくないのはなぜか-(その3) 中国工場の問題点を生産の3要素で捉える③ 費用対効果に必要な苦労と覚悟   Material(部品・材料) 中国に進出した日系企業ですが、当初は生産に投入する部品や原材料を日本から送り込んでいました。しかし、日本からの運賃などの費用を考えると、思ったほどのメリットが得られません。加工賃だけでは競合と差別化できなくなってきたという事情もあります。自分のところが後追いで中国に出た場合もあるでしょう。 そのようなことから中国現地で調達できる原材料や部品を使用することになったのです。これがいわゆる現地調達です。 現地調達も最初は日系中…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (21)

品質管理-中国工場の品質がよくないのはなぜか-(その3) 中国工場の問題点を生産の3要素で捉える② 目指す「技術レベル」を明確に   設備・機械のオペレーションノウハウの続きです。 ②消耗品や摩耗品の管理 消耗品や磨耗品の管理も重要です。特に摩耗品の管理が不十分で不良になったという事例を中国で数多く経験しました。 日本の工場では問題なくできていた摩耗品の管理が、中国工場ではできていませんでした。この管理ノウハウも落とし込まれていないのです。今一度自社工場でのこの管理体制をチェックしてみてください。   ③メンテナンス管理 機械の可動率を上げる、品質不良を発生させないためには…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (17)

品質管理-中国工場の品質がよくないのはなぜか-(その2) 中国工場の問題点を生産の3要素で捉える② 重要な役割を担う「科長」 今回は、管理者の中の科長について見ていきます。   科長 作業者から班長・組長を経て科長になる人もいますが、多くは既に他社で管理職を経験した人や大学卒の新人を将来の候補として採用している企業が多いようです。 現場の科長には、班長・組長とはまた違った多くの重要な役割があります。現場の日常管理を任せることになるわけで、日々の生産が問題なく行われること、何か問題や異常が発生したときの対処など生産品の品質確保という重要な役目を持っています。 生産品の品質確保と言う面で…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (16)

品質管理-中国工場の品質がよくないのはなぜか-(その2) 中国工場の問題点を生産の3要素で捉える① 育成なしには人材育たない 生産の3要素のMan(人)について考えています。 前回までは、作業者について見ていきました。今回からは、管理者と経営層について詳しく見ていくことにします。 管理者 中国工場でいう管理者とは、現場の班長さんや科長さんのことです。まず班長(組長)さんから見ていきます。 班長(組長) 班長・組長は現場を指揮管理しているという観点から、工場の品質を左右するキーパーソンといえます。自社製品のQCDレベルは、班長・組長のレベルによって決まると言ってもよいでしょう。 多くの工場では、…


基礎から学ぶ中国工場管理〜実例で学ぶ管理のポイント〜 (15)

品質管理-中国工場の品質がよくないのはなぜか-(その1) 中国工場の問題点を生産の3要素で捉える③ 作業者の定着は誇りと満足度   前回は、定着率が悪化したために従来型作業からの転換ができなかった日系工場の事例を紹介しました。 今回は、作業者を定着させるために何が必要かを考えます。   定着させる-そのために何が必要か 中国の人は会社への帰属意識が薄いと言われています。これはその通りでしょう。そんな中国の人に、少しでも自分の会社、自分の工場と思ってもらいたいものです。それが定着につながり品質にもよい影響を与えることになります。ここでは、作業者の定着に有効な二つの方法を紹介し…