カナデンは、米国のフィジカルAIインフラストラクチャ企業であるRSYNQ Corporationに対し、200万米ドルの戦略的出資を実施した。出資を通じて、RSYNQが開発するフィジカルAIの開発・実行基盤である「Semantic Intent Protocol(SIP)」の日本市場における展開を加速させ、ロボティクスや産業オートメーション分野における商用導入を共同で推進する。
SIPは、AIシステムが生成する高次の意図や目的を、異なるメーカーのロボットやセンサー、各種装置や機械が実行可能な具体的動作として変換するミドルウェア基盤。複数の機器やシステム同士が協調して動作を行うためには、それらをつなぎ、連携させるための複雑な個別システム開発が必要だが、SIPはそこをカバーする開発実行環境として機能。独自インターフェースが混在するマルチベンダー環境でも複数機器のリアルタイムな協調連携動作を実現する。
カナデンが培ってきたFAシステムや社会インフラ分野の事業基盤と、RSYNQのフィジカルAI技術を組み合わせ、2026年第4四半期より日本国内での技術提案やPoC(概念実証)、システム導入を本格化させる。
自動化システムとして統合や連携が整備されてきた製造や物流などFA領域はもちろんだが、近年の人手不足やDXブームによりデジタル化や自動化、ロボットによる業務効率化が進むノンFA領域、社会インフラの各種システムなどへも展開。単独システムとして自動化、自律化した後に訪れる複数のシステム、マルチベンダーによるフィジカルAIの普及が本格化した時代の協調連携制御のための開発・実行環境のためのプラットフォームを目指す。
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