10年間で大きく変わった産業用ネットワークの景色 では10年後はどうなる?

今年もHMSネットワークスから、産業用ネットワークのグローバルシェアに関するレポートが公開された。詳細は7/1付の1面トップ記事にしているのでそちらに譲るとして、改めてレポートを読むと、この10年での工場や製造現場、製造装置における技術の進化・変化はすごいものだと驚く。

今回レポートのなかで、新規ノードについて、10年前はイーサネットは3割程度で、フィールドバスが7割と言っていた。しかし、さすがなそんな訳はないと思って過去記事を探ってみたところ、2015年に当時のレポートを取り上げた記事があった。それによると「産業用ネットワークで産業用Ethernetの比率が34%であるのに対し、フィールドバスが66%と約2倍の開きがある。しかし、今後の伸び率では産業用Ethernetが2桁の伸びが見込まれ、高い伸長が続くことから早晩、逆転が見込まれている」と伝えていた。確かに10年前はフィールドバスが優勢だったが、これがいまやイーサネット8割、フィールドバス2割と見事な大逆転。これぞまさにDX、デジタルへのシフトだ。この10年間でインダストリー4.0、第4次産業革命で言っていた「現場のあらゆる装置がネットワークでつながる世界」のインフラは着実に整備され、ITとOTの垣根も下がった。これからが楽しみで仕方ない。

では、10年後はどうなるのか?勝手に2036年版のレポートの中身を予想してみると、今回ワイヤレスのシェアは7%だったが、これが2036年には30%くらいになるだろう。30%という数字の算出根拠はないが、ワイヤレスのシェアが大きくなるのは確実だ。いま工場内の機械や装置は床に固定されているが、将来的には可動式や移動式が増え、AMRやロボットも当然増えていく。そこでの通信の主力になるのは無線だ。工場や現場の主要な幹線は有線とし、末端の支線は有線と無線の併用が進む。10年後の答え合わせが楽しみだ笑

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