現役生産技術シマタケの 「電気エンジニアのツボ」出張版⑯便利な時代だからこそ感じる会話の大切さ

最近は、タイムパフォーマンスやコストパフォーマンスを重視する考え方が当たり前になってきたような感じがします。

仕事でも、メールやTeams、Slack、Zoomなどのツールを使えば、すぐに連絡できます。電話をかける必要も減り、会議もオンラインで簡単に開催できます。実際、とても便利です。私自身も日常的に使っていますし、これらのツールのおかげで仕事がスムーズになっている場面は多いと感じます。

ただ、その一方で、面と向かって会話することの大切さも改めて感じています。

もしかすると、少し古い考え方なのかもしれません。ただ、仕事をしていると直接話したほうが伝わりやすいと感じる場面もあります。

たとえば会議です。

最近は、いきなりスケジュールに会議が入っていることも珍しくありません。もちろん効率を考えれば、それで問題ない場合もあります。ただ、会議を設定した側が、事前に「こういう内容を話したいです」「こんな相談があります」と軽く伝えておくだけで、当日の空気は変わる気がしています。

参加する側も少し心の準備ができますし、事前に必要な情報を整理できます。その結果、会議自体がスムーズに進むこともあります。

一見すると、そうした事前の声かけは非効率に見えるかもしれません。でも、小さなコミュニケーションが、認識違いや行き違いを減らしてくれる場面もあるように感じています。

仕事をしていると、結局は人と人とのコミュニケーションが大切なのだと感じる場面があります。

どれだけ便利なツールが増えても、「この人は何を考えているのか」「どんな気持ちで話しているのか」といった部分は、直接会話したほうが伝わりやすいこともある気がしています。

特に重要な話になるほど、私はWeb会議より対面のほうが、お互いの気持ちが伝わりやすい気がしています。表情や間の取り方、少し困っている様子、言葉にしにくい雰囲気。そういうものは、実際に会うことで自然と伝わることがあります。

私は決して外交的なタイプではありません。

どちらかと言えば、人と積極的に話すのが得意な人間ではないと思います。それでも、面と向かって会話したときにしか得られない安心感や信頼感のようなものは、やはりあるように感じています。

これは仕事だけではなく、日常の中でも感じることがあります。

毎朝、犬の散歩をしていると、同じ時間帯に歩いている人と挨拶を交わすことがあります。

最近は、知らない人に気軽に声をかけにくい世の中になったようにも感じますが、犬の散歩のときの挨拶には、どこか独特の空気があります。最初は「おはようございます」程度の、本当に短いやり取りです。しかし、それが毎日続くと、不思議と当たり前のように日常の一部になっていきます。

しばらく見かけないと、「最近どうしたのかな」と少し気になったりします。

そして、久しぶりに会ってまた挨拶すると、気持ちが少し嬉しくなります。

名前も知らず、特別な会話をしているわけではありませんが、人とのちょっとしたやり取りには、不思議な温かさがあります。

便利なツールを使うことは、これからも必要だと思います。

ただ、その便利さだけを追い求めると、一見無駄に見えるようで、実は大切な会話の時間が減ってしまう気もしています。

効率だけでは測れない価値が、会話にはある。

最近は、そんなことをよく考えます。年をとったのかもしれません。

【著者プロフィール】

シマタケ

共働きの子育て会社員。工場で15年間働く電気エンジニア。現在は某製造メーカーの生産技術担当。エネルギー管理士、第3種電気主任技術者、第2種電気工事士

機械保全技能士電機系2級、工事担任者(現DD第1種)、2級ボイラー技士、消防設備士(乙6、7)、危険物取扱者(乙4)など多数の国家資格を取得。心理学を勉強中でメンタルケア心理士、行動心理士も取得。

「電気エンジニアのツボ」でブログとYoutubeで情報を発信中

https://shimatake-web.com

https://www.youtube.com/c/JapaneseElectricalEngineer

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