⚪︎⚪︎不足を恒例行事にしない!見える化と発注適正化で防ぐ
歴史は繰り返すと言うが、⚪︎⚪︎不足はこの数年の間で何度目だろう。去年は米不足、今年はナフサ不足。もっと遡れば、FA業界にとっては、半導体不足からの部材不足、納期問題へと拡大し、業界全体で大ダメージを受けたのは記憶に新しく、思い出したくもない。このナフサに限れば、原料調達はできていて、原料から製品化、現場に届くプロセスのいくつかの工程で目詰まりを起こしているとも言われるが、国や業界団体といった上流の話と最下流の現場の声が混ざって発信されることで、さらに混乱を誘発している。⚪︎⚪︎不足で過剰に騒ぐのが恒例行事になるのは困ったことだ。
⚪︎⚪︎不足を防ぐにはどうしたらいいか?供給先を変える、増やすのは当然ではあるが、単純に、各プロセスでもともとの必要量や計画量、獲得量、供給量を明らかにし、どこで止まっているのか、余り、不足しているのか、ボトルネックになっているかをクリアにするというプロセスの見える化は不可欠だ。状況が分からないから混乱する。だったら明らかにすれば良いし、そうなれば安心もできる。そして先食いの発注は受けないこと。供給側は、本来の需要をキチンと把握し、必要量を生産して供給する。需要側も、要らぬ心配をして見込みで発注量を増やしたり、混乱の隙間を狙って買い占めなどを行わない。要は普段のペースを守ることが大事なのだ。
パニックバイに加担して、市場を混乱させても良い事はない。価格は上がり、納期は長くなり、在庫も増え、しまいには再発防止のためのコスト発生により価格改定を誘発することもある。百害あって一利なしなのだ。だからこそ企業間の枠組みを超えて、サプライチェーンをデジタルでつなぎ、データが活用できる基盤が欠かせない。まさにDXが必要なのはこういう場面が来るからなのだ。そして購入側にも自制と倫理観が求められる。とは言え、すでに不足が起きたり、混乱が発生しているのは止められない。できることは、状況が変わるのをじっと耐えることのみ。明けない夜はないのだから。