リンクス、ラズパイベースの産業用コントローラ「TRITON」発売 産業用ラズパイにLinuxとソフトPLCを組み込み

リンクスは、DC24V対応の小型産業用コントローラ「TRITON」を発売した。
同製品は、産業用ラズパイをベースに、LinuxOSとソフトPLC「CODESYS」を組み込んでパッケージ化した産業用コントローラ。最新のCPUであるRaspberry Pi Compute Module 4を搭載し、すでにOSとしてLinuxが調整済みで、ソフトウェアとしてPLCやモーションコントローラ、IoT通信、見える化の基本機能が組み込まれており、開封してすぐに使い始めることができる。これまでの自社でのコントローラ開発や産業用ラズパイ利用では、ハードウェア選定にはじまり、OS設定、ソフト開発から始めなければならなかったのに対し、同製品は実際のアプリケーション設定からスタートできるので開発工数と納期を大幅に削減することができる。
また産業用の専用設計で、電源はDC24V、ステンレス金属筐体で放熱性、耐衝撃にも優れるほか、内部も過電圧保護や短絡損傷保護、静電放電保護なども産業用としての保護機能を備え、長期供給も保証している。
通信ポートもEthernet、USB、RS232、RS485、CAN 2.0 FD、WiFi、Bluetooth 5.0を備え、外部出力もHDMI2.0のほかタッチパネルやカメラ出力にも対応。産業ネットワークもEtherCAT、Ethernet I/P、Profinet、Modbusなど主要規格に対応。上位ネットワークとの通信もOPCーUAにも対応している。
価格は6万8000円。機械メーカーが自前で開発しているコントローラや、既存のPLCやモーションコントローラでは高機能で高額でコスパに合わず自動化できていない領域をターゲットとする。初年度500台の販売を目指す。

https://linx.jp/product/triton/

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