【FA製造業界2022トップインタビュー】制御盤のDX実装による生産性向上 リタール 新岡 卓 代表取締役

2021年の売上高は、前年比5%増程度の着地となる見込みだ。受注は好調だったが、部材不足の影響で案件の長納期化が頻発して、受注残が平年の2倍以上に膨らんでいる。

自動車業界向けの工作機器、プレス装置など既存のお客様は、上期は厳しかったが、下期には回復した。半導体製造装置や二次電池製造装置、射出成形機といった、これまで種をまいてきた新規分野が実を結び、売り上げの30%を占めるまでに成長した。二次電池の絶縁フイルム製造装置など、輸出向け機械にULやCE認証適合の提案がうまくはまって押し上げる要因となった。

5月には姉妹会社のEPLANと合同でオンラインイベント「制御盤DXメッセ」を行い、多くの方に筐体の標準化や制御盤設計・製造の自動化のバリューチェーンの仕組みを訴求できた。

22年は、制御盤設計・製造を自動化したいという意欲的な企業やバリューチェーンを理解して下さった顧客も増え、「制御盤のDX実装案件」を実現できるか否かの勝負の年になるだろう。電線加工機や筐体の穴開け加工機械など「RAS(リタールオートメーションシステム)」を使った自動化提案ができる環境も整ってきている。サブスク化でさらなる普及が期待されるEPLANと歩調を合わせて提案を進めていく。

新商材として屋外向け筐体の提案に挑戦する。日本では屋外に盤を設置するケースが多い。当社のインド・バンガロール工場で製造している屋外向け筐体は、高機能・高品質とコストのバランスに優れており高評価を得ており、通信キャリアや欧州向けEV向け充電器メーカーに採用されている。ぜひ日本にも広げていきたい。

22年はIIFESとJIMTOFという大きな展示会が2つある。IIFESでは制御盤とカーボンニュートラルをテーマとし、新しい制御盤の作り込みと製造の仕組みを見せていく。

https://www.rittal.com/jp-ja/content/ja/start/


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