【FA製造業界2022トップインタビュー】状態監視システムに注力 ターク・ジャパン 福田 洋介 代表取締役社長

2021年12月期の売り上げは、コロナ禍後の回復需要を追い風に、前年度比42%増と大きく伸ばすことができた。一方で、世界的な半導体部品や樹脂原材料の不足により、幅広い製品で納期が長期化し、納期遅延が頻発した。グループ全体で納期問題に対して正常化に力を入れている。

昨年度は生産設備を保有する幅広いお客様に対しての営業活動に力を入れた。また、納期の長期化に少しでも対応するため、国内の在庫量を20年度末の3倍以上に増やした。

特に、人員を減らしながらも故障に対して未然に対応するために、生産設備に状態監視機能を追加したいという希望を持つお客様に対して、無線機器と様々なセンサ(振動、温度、電流測定、圧力、レベル等)を組み合わせたシステム提案に注力した。さらに、既設の生産設備では、電気配線の追加なしでセンサを増設することのできるワイヤレスセンサに高い関心を集めることができた。

22年度も生産設備改善に関する設備投資需要は大きいと考えている。当社は人員を増やし、センサ・制御機器・無線機器、さらにはクラウドソリューションと技術支援をセットにしたシステム全体での分かりやすい提案を続けていく。今年は当社と共にお客様に提案して頂ける販売代理店も探したいと考えている。

半導体部品や樹脂原材料の不足が直ちに回復することは難しく、今年も納期長期化と納期遅延の大きな改善は難しいと考える。当社はお客様より需要予測を随時確認させて頂き、可能な限り計画発注を実施することでこの問題に対応していく。

コロナ禍以降、原材料不足も含めて従来では考えられなかった状況が続いている。当社も変化を恐れず変化に適応し、製造業に携わる全ての皆様に状態監視システムを基本とした生産設備のオートメーション化、そしてデジタル化のお手伝いをさせて頂けるように努力していく。

http://www.turck.co.jp/


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