日本ロボット工業会 17年7~9月期ロボット統計 生産台数、前年同月比44%増

日本ロボット工業会(JARA)は2017年7~9月期の産業用ロボットの統計受注・生産・出荷実績(会員ベース32社、サービスロボットは調査対象外)を発表した。

四半期ベースで過去最高値

受注台数は前年同期比39.5%増の5万1768台で8四半期連続のプラス、受注額は同25.9%増の1782億円で5四半期連続のプラスとなり、受注台数、受注額ともに7~9月期で過去最高値となった。生産台数は同44.9%増の5万5998台で17四半期連続プラス、生産額は同34.4%増の1891億円で5四半期連続のプラス。生産台数、生産額ともに、こちらは四半期ベースで過去最高値を記録した。

総出荷台数、総出荷額、輸出額においても、四半期ベースで過去最高値を達成。総出荷台数は前年同期比49.3%増の5万6258台で17四半期連続のプラス、総出荷額は同39.9%増の1960億円で5四半期連続のプラス。

国内は、出荷台数が同13.0%増の1万501台、出荷額が11.6%増の483億円。好調の要因は、溶接、組み立て、半導体用等が伸びたことによる。海外市場は、中国向けが輸出額の46%を占めるほどの顕著な伸びとなっていることに加え、その他主要国であるアメリカ、韓国、台湾、ドイツいずれもが前年同期を上回ったことで、輸出台数は同61.2%増の4万5757台、輸出額は同52.6%増の1476億円と、需要全体を大きく押し上げた。

JARAでは年初、会員外も含めた17年の年間生産額を対前年比7%増の7500億円(会員比率77.7%)と予測していたが、会員ベースでの3四半期(1~9月)の生産額は同27.2%増の5204億円と年初見通しを大幅に上回る状況で推移しており、会員外も含めた年間生産額の8000億円超えは確実となっている。

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