国際電業 「新中期3カ年計画開始」 古川長武代表取締役社長

今年は、2012年度から14年度までの中期3カ年計画が3月で終了する節目の年に当たり、4月からは新しい中期3カ年計画をスタートさせる。中国での事業強化、管理職研修、システム更新の効果などにより、最終年の17年度の売上高は14年度より15~20%はアップさせたい。昨年は工作機械、医療関係向けのフットスイッチやACソレノイドが2桁の売り上げの伸びを見せて好調だった。中国の現地工場に委託している部品生産も伸びている。社内的には、8月にパソコンなどのシステムの入れ替えが終了、11月に3Dプリンターを導入した。この最新システムで顧客との営業のやり取りが時間的にも距離的にも縮まり、3Dプリンターでフットスイッチなどのデザインを作って顧客にすぐに提案できる体制が整った。今年は営業面で効果が生まれてくると思う。

中国での事業も今年はさらに強化していく。日本の工作機械、医療機器メーカーの現地法人を中心に、委託工場で生産した部品の販売を増やし、将来的には完成品も現地で製造販売する予定。価格競争には走らずに、機能と品質で勝負したい。

課長以上の管理職の研修は4月からスタートする。そして、役員だけでなく管理職も中期3カ年計画の策定に参加してもらう。30代の若手を含む管理職が、これに参加することで、経営に関するスキルを向上させるのに役立つと思う。

システムの更新は一通り終わったが、15年度以降も設備投資は引き続き行っていく。国内の委託工場は後継者不足などで廃業するところもあるので、自社でも生産できるように、自動化、省人化、自動検査などで、24時間稼働できるシステムの構築に投資していく。メーカーとして、再スタートする年になる。

この「再び」をキーワードに、もう一度新しい国際電業を作り直し、厳しい環境の中でも楽しく仕事をやりながら、前に進んでいきたい。

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