PD(プログラマブル表示器) 使い勝手さらに向上 マルチタッチ・ジェスチャ機能に注目

PD(プログラマブル表示器)は、コントローラの稼働監視やモニタリング、制御指示を行うタッチパネルディスプレイとして利用されている。

日本電気制御機器工業会(NECA)の出荷統計によると、2013年度で約500億円市場を形成しており、14年度も上期は前年同期比110・7%の261億円となっている。通期では同105・9%の426億円を見込んでいる。PDは、生産現場の機械や装置などの稼働監視、モニタリング、エネルギー使用量の表示、さらに制御指示などを行うタッチパネルディスプレイとして需要が拡大している。

また機能も、単なるPLCとのコミュニケーションから、PDと各制御機器をI/O制御で通信接続し、各制御機器と直接コミュニケーションを図ることで、各制御機器の情報をより多く「見える化、活かせる化」することが可能で、エラー・ステータス・位置情報などの有益な情報を膨大に伝達することが可能になっている。位置合わせや機器調整時の連続運転などもPLCを使用しなくても可能なほか、トラブル時の内容把握時間の短縮や簡単な現地調整、システム全体の稼働状況の把握も可能である。

スマートフォンやタブレット上で製造現場のHMI画面が操作できるソフトウェアの登場でPDの使い勝手がさらに良くなったが、今後はPDの無線LAN仕様が注目される。もうひとつ注目される機能が、スマートフォンやタブレット端末でお馴染みのマルチタッチ・ジェスチャ操作機能。直感的に画面の拡大・縮小やグラフ、リストのスクロールも可能。

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